妊娠中の運動
2017年4月27日
みなさんこんにちは!
産前産後ママの味方、金重優也です。
最近私の周りでは「おめでた」な話をよく聞きます。同時に「運動していいの?」ともよく聞かれます。
私がこの分野を学びたいと思ったのも、妻が妊娠した際にどんなサポートをしていいかわからなかったことがきっかけなので、その気持ちは非常によくわかります。
今回は妊娠中の運動について皆さまにお伝えいたします。
妊娠中に運動するのはいいこと?
妊娠中に運動することは考えられなかった時代から、今では健康で快適な妊娠生活を送るためにも、日常生活の中で積極的に身体を動かすことが推奨されています。
ただし全員が全員同じように行って良いわけではなく、ある程度決められたガイドラインに則って、担当医の許可を得たうえで実施する必要があります。
妊娠中はお腹にいる赤ちゃんの成長に伴って、ママの身体も変化していきます。
妊娠中の運動は、運動不足の解消や体重の管理、出産に備えた体力・持久力の獲得などに効果が期待できますので安全に進めていきましょう。
運動をしてもよいママの条件は?
妊娠中の運動(妊婦スポーツ)を行ううえで考慮することは、
① 母児の条件
② 環境
③ スポーツ種目
④ メディカルチェック
⑤ 運動強度
⑥ 実施時間
などが挙げられます。
身体の状態や、妊娠前までの運動経験によっても異なりますので、必ず産科医の許可をとってから始めるようにしてください。
あくまでもママの健康維持・増進が目的なので、妊娠中の運動がママとお腹の赤ちゃんに負担になるようでは本末転倒ですね。
まずはママと赤ちゃんにとって十分な安全管理がされていることが妊娠中の運動には必要です。
次の条件に問題がないか確認をしてみましょう。
①現在の妊娠経過が順調で、以前の妊娠に早産や反復する流産がないこと
②単胎妊娠で胎児の発育に異常が認められないこと
③妊娠成立後にスポーツを開始する場合は、原則として妊娠12週以降で、妊娠経過に異常がないこと
④スポーツの終了時期は、十分なメディカルチェックのもとで特別な異常が認められない場合には、特に制限しない
(妊婦スポーツの安全管理基準「日本臨床スポーツ医学会」より抜粋)
その他、心疾患・前置胎盤・頸管無力症・破水・出血に当てはまる方は、妊娠中の運動を控えた方がよいので、一度担当医に相談してみましょう。
☆金重 優也