身体のことはトレーナーに聞こう
2018年3月22日
こんにちは。トレーナーの岩切です!
今回は、私たちトレーナーの想いを聞いてほしいと思います。
ここ数年、「お医者さんが、あなたの身体の問題を解決!」的なテレビ番組が特番も含めて多くなっているように思います。
もちろん、お医者様は私なんかよりもはるかに頭が良く、国家資格を有している方々です。
身体の事に関してもプロフェッショナルなので、私がテレビを観ていても「ふーん、そうなんだ」と感心することもしばしば。
しかし、たまに「んんっ???」と思う事もあります。
お医者様が、「その症状を改善するためにこんなエクササイズをしたほうが良いですよ!」と提案をしている時に多く感じます。
なぜそんなことが起きるかというと、お医者様は、病気やけがを治すことに関するプロフェッショナルですが、運動のプロではないです。
中途半端な見本を見せて、「こんな感じのエクササイズを毎日やってみてください」という映像を見るたびに「その動作は問題が起きる可能性が高いのに…」と心でつぶやいています。
お医者様の仕事は、けがで起こった問題を、手術などを行い、改善することです。
そのあとに、理学療法士の方々が、リハビリをしてくれます。
が、それも最低ラインのところまでです、スポーツをしたり、走ったり、ジャンプしたりするところまで、面倒見てはくれません。
お医者様が悪いとか、理学療法士の方が悪いのではありません。
仕事の役割分担なのです。
ここから先は、「トレーナー」の仕事であると思っています。
トレーナーの仕事とは、
① 身体の問題(腰痛や肩こり)を見て、その問題の原因を探り、問題が飽きないように予防する
② 身体の問題が起きないように動作の改善・日常生活の改善のアドバイスを行う
③ さらに、人それぞれのパフォーマンスが向上するように、正しいムーブメントができるように指導していく
つまり、お医者様や理学療法士の方々とは、違うことを提供する存在であると思っています。
ここで悔しいのは前述したテレビの件です。
「動きのことは、トレーナーに聞いてみましょう」というコーナーや「トレーナーが教えるカラダの問題の発見と改善」といったテレビ番組ができるとうれしいなぁと思います。
それには、まだまだトレーナーが社会的信頼を得るような現状を作らなければいけません。
トレーナーの1人として、頑張っていきます。
皆さんもお困りのときは、お近くのトレーナーに相談してみてください!
(TEXT/岩切 誠 LIVEonline編集部)
☆岩切 誠