握力を育てる、パパと子どものエクササイズ <0歳>
2016年12月13日
握る力は生きる力
赤ちゃんは生まれて4~5ヶ月まで掌を指で触れると、その指をしっかり握ります。
これは、サルだったころの原始的反射の名残だといわれています。生まれたての子ザルが母ザルにしがみつくことが生き抜く力の基本だったのです。
便利な社会で生活する私たちにとっては、握力は背筋力や脚筋力とも相関が高く、全身の筋力を知る指標とされています。
つまり、握る力は、たくましく生きる力にもつながるのです。
さらに、ボールやラケットなどをしっかり握る力がつけば、様々なスポーツを楽しむことができるアクティブ・ライフへの実現が期待されます。
ところが、今、子どもたちの握力は低下しています。
パパと子どものエクササイズ(首すわり~)
この時期のパパ、まだまだ実感がわかず、我が子なのに接するのもドキドキ、という人もいるのではないでしょうか。
1日中ママにべったりの赤ちゃんも、まだパパには慣れていないかもしれません。まずは赤ちゃんとのスキンシップをたくさんとって、お互いに慣れることから始めましょう。
ここでオススメなのは、パパがストレッチしながら、赤ちゃんの握力を強くするエクササイズ。もちろんママが同じことをやってもOKです!
赤ちゃんの様子を見ながら、安全に注意してやってみてください。
①パパは長座になって、赤ちゃんを太ももの上に仰向けに寝かせます 。
赤ちゃんの頭が不安定な場合は柔らかいタオルなどを使用して心地よいポジションにしてあげましょう。赤ちゃんも安心すると思います。
②パパは腰から曲げて、赤ちゃんの手に親指を握らせて、ゆっくり引き上げます。
引き上げるのは、月例によって、座るところまででも立つところまででもOK。
最初は指を握らせるだけでなく、どちらかの手で肩か頭の辺りを支えて赤ちゃんに動きを伝えましょう。
③このとき、つま先をピンと真っ直ぐにするとふくらはぎのストレッチになります。
余裕があれば、赤ちゃんに合せて足首を屈伸させると足首のストレッチにもなります。
赤ちゃんのころから、パパやママと一緒にエクササイズをすることで、握力を強くしていきましょう。
☆渡辺 みどり