子育てママの体操(2) 穏やかな呼吸で体調アップ
2016年11月30日
小さい子どもを育てているママは、家族の人気者ですよね! たまには1人でゆっくり…と思っても、小さな子どもはママが大好き。いつでもくっつきたがります。
そして、ママ自身も、家族のために何かしてあげたいという思いがあるでしょう。でも、自分の夢も実現させたい、趣味も楽しみたい、友だちにも会いたい…とやりたいことはたくさんあるのではありませんか。
そのすべての基盤となるのが「健康」です。そして、その健康の要になるのが「呼吸」です。1日に2万回しているといわれる呼吸を穏やかにすることで、体調も気分もアップします!
自分の姿勢を見てください。腕と胸の間が縮こまっていませんか?
抱っこや抱っこひもの圧迫、パソコン操作、車の運転など、多様な原因でぎゅっと固まりがちになってしまうのです。この、腕と胸の間のことを「うむね」と呼ぶことがあります。うむねが固まってしまうのは、肩甲骨や肋骨の動きによるものです。
肩甲骨と肋骨を動かすと、呼吸も変わります。
今回は、座ってできる、タオルを使ったうむねを開く体操をご紹介します。
自分の身体の様子を感じ取って、スイートスポット(痛気持ちいいと感じるところ)を探しながら少しずつ動かしてみましょう。
子どもが小さい人は、あぐらの間に座らせてあげてください。肌が触れていると、子どもも安心しますよ。
①薄手のタオルを持って万歳の姿勢になります。手首は平らにして、タオルは握り締めるのではなく、ひっかけるように持ちます。
②ふ~~っと息を吐きながら、30秒ほど、胸のあたりがすっきりする感覚を味わいます。タオルの幅を調整してスイートスポットを探しましょう。
③斜め上を見つめながら、少しずつ左右上下に動かしましょう。肩甲骨が寄ってくるのも味わえるといいですね。
① 頭の後ろにタオルをかけて、息を吐きながらゆっくり下の方に引き背中を丸くしていきます。
②肩甲骨が開いて、首の後ろが長くなるのを感じてください。
③少しずつ角度を動かして、スイートスポットを探しましょう。段々と背中の丸まりを強調するとお腹に力が入ってくる感じがあると思いますよ。
①タオルを持って、息を吐きながらゆっくり横に倒していきます。
②引っ張り加減を変えたり、角度を変えたりして自分のスイートスポットを探します。肋骨の間隔が開くのがわかると思います。
大きく呼吸をしながらうむねを開いてみましょう。肩や首の凝りがほぐれるのはもちろん、気持ちも穏やかになりますよ。
☆上田 泰子