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女性の共感が得られる ピラティススタイルを追求し続ける


【進化する女性のためのフィットネス(5)】

日本女性の美を支えるトレーナー・インストラクターたち。 自身も輝き続ける女性指導者に、進化する日本女性のトレーニング・フィットネスについて話を伺った。年齢とともに、時代とともに、進化し続ける女性が輝き続ける秘訣とは。

(「月刊ネクスト」特集より)

<お話を聞いた方>

櫻井淳子さん   ピラティスメソッドジャパン株式会社 代表取締役

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1974 年生まれ。元物理化学研究者。

妊娠・出産における酷い体調不良をきっかけにピラティスに出会い、その素晴らしいメソッドに感銘を受け、ピラティス指導者に転身。

日本でも世界と変わらないピラティスの真髄を伝えたいと言う信念のもと、渡米を繰り返しながら第一線で国際的な学びを重ね、国内への普及に努めている。

ピラティスインストラクターとしての活動の他、指導者の育成や各種講師、スタジオコンサルティング、メディア出演等、ピラティスを通して全国的に活躍している。

ピラティスを通して街自体を元気にする

静岡県沼津市にある「P I L A T E S B O D YStudio」を運営する櫻井淳子さん。

出産後の身体の不調をきっかけにピラティスの効果を体感し、インストラクターになった。セカンドキャリアとしてスタートを切って以来、指導者としても経営者としても急成長をとげている。
 スタジオをオープンしたのも2010年。まだ年数は浅い。しかし、メンバーからの厚い支持を得て、14年には駅前に移転。60坪のスタジオに200名余のメンバーが在籍している。そこでは、若い女性だけではなく、高齢者の方も身体を動かすことをごく自然に楽しんでいる。


「スタジオ発足当時、お客様が入会する動機は、『お腹を引き締めたい』『ダイエットしたい』『運動不足だから』などが多かったのですが、皆さん、ピラティスに取り組み、回数を重ねていくにつれ、意識が変わり、今はフィットネスというより、ピラティスを学ぶスクールのようになっています。」
 櫻井さん自身も、ピラティスを深く知ってほしいという気持ちがあった。
「私がピラティスを始めた頃は、沼津市で、ピラティスを知っている人はほとんどいませんでした。私が感じたその素晴らしさを、1人でも多くの人に伝えて、沼津市の街全体を元気に幸せにしたいと思ったんです。」


 自分のスタジオを作る際には、数「私のスタジオは、エクササイズをする空間だけではなく、本当のピラティスとは何かを知ってもらう学びの場であり、それを実践してもらうことで、1人ひとりのライフスタイルそのものが楽しくなっていくこと。また、より多くの人にピラティスのよさを知ってもらえるような活動ができる発信の場でもありたいと思っていたんです。」


 そこで櫻井さんは、スタジオ内の活動にとどまらず、沼津に住む人たちが美しく生きることを提案するイベントの実行委員として、市と共催イベントも行っている。その甲斐もあって、最近では、新規で入会する人も、ピラティスのことを知りたい、学びたいという感覚を持っている人が増えてきているという。

 いろいろな方の悩みを解決するための手法

そんな櫻井さんの想いと活動により、沼津市の女性たちの間でピラティスの理解が徐々に深まり、身体づくりの意識が高まっている。だが、櫻井さんは、まだやらなくてはいけない課題は多いという。「今の女性は、頑張り過ぎているのか、働く女性も、子育て中の専業主婦の方も、慢性的な疲労、肩凝り、むくみなどを抱えている方がとても多いんです。また、沼津市にはご高齢の女性も多く、今後、ますますいろいろな角度からアプローチをする必要があると思っています。」


 そこで櫻井さんは3ヵ月に1度のペースで渡米しては、学びを深めたり最新の情報を得ている。自分が見て体験し、良いと思う最新のエクササイズをスタジオプログラムに導入することにも精力的だ。


 昨年は、ニューヨークで出会った、『Silk -Suspension』を、今年からは、『S t r e c h -eze』を、日本で初導入したばかり。「どちらも、キッズからお年寄りまで、安心してできるエクササイズプログラムです。『Silk -Suspension』は、もともと医療器具から発展した経緯があり、リハビリからアスリートのトレ
ーニングまで幅広く使えます。

 また、『Strech -eze』は、伸縮性のある布を使いながら、ストレッチや身体の機能の繋がりと連鎖の向上などに使うことができ、骨粗鬆症の方へのアプローチや関節への適切な働きかけもできます。新しいというだけでなく、いかに皆さんの身体の悩みにアプローチできるか、また、誰でもわかりやすく、安全で取り組みやすい内容かを吟味して導入するようにしています。」

 こうした最新の情報は、スタジオのレッスンに活かすだけでなく、他のスタジオや企業にも提案し、日本のフィットネスに、より良いものを広めていくことも企画している。

櫻井さんのキレイの秘密

スタジオの経営、エクササイズの指導、プログラムの開発、さらに家事育児。寝る5分前まで仕事をしているという櫻井さん。その忙しい毎日の中で、自身も輝き続けられる秘訣は、やはりピラティスだという。


 「週に4回は自分のトレーニングをします。私は自分の体調不調をピラティスで改善した経験があるので、元気の源はやはりピラティスにあるんです。食事にも気を付けていますね。1日に2回は必ず手作りのものを食べるようにしています。とくに私はアレルギーで悩まされた経験があるので、食材選びにも気を付けています。なるべくオーガニックなものを使い、野菜なども必ず下処理をきちんとして使います。」

 さらに、櫻井さんがもっとも大事にしていることは「自分自身がいつも生徒であること」だと言う。「気になるセミナーや講演会には積極的に出席します。指導者を離れて、学びの場に行くと、いろいろ気付くことが多いのです。自分の価値観にプラスになることを吸収できますし、次に取り組むべき課題も見えてきます。自分の指導がお客さまにとって本当に身体を良くするものであるのか、楽しいものであるのか、共感が得られるものなのか。そういう視点で自分の指導を客観的に見て、自分なりの価値観を持って取り組むことが必要です。そのためには、何歳になっても、どんなに忙しくても、私は、勉強し続けたいと思っています」

(「月刊ネクスト」2015年3月号No.96より)



☆LIVE編集部

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