胎教としての運動
2017年12月13日
妊娠中、胎教について気になる方も多いのではないでしょうか。
実は、胎教としても運動が効果的であることがわかっています。
胎教はいつから?
胎教というと、クラシックの音楽を聴いたり、お腹に話しかけたり、といったイメージが一般的です。
お腹の赤ちゃんは胎動を感じ始める6ヶ月くらいになると聴覚はほぼ完成され、お腹の中から外の音を聞くことができるので、ママの身体を流れる血液の音やパパやママの話す声など色々な音を、耳を澄ませて聞いています。
ほとんどのママはこの頃から胎教を意識し始めるのではないでしょうか。
そこから週数が進むにつれ、赤ちゃんの脳もものすごいスピードで発達していき、お腹の中の記憶が残っている子もいるという話もたまに聞くほどです。
どのような胎教が良いかはその方によって様々ですので、ママが心身ともに良い状態であるということが良い胎教といえます。
お腹の中の環境を良くすること
赤ちゃんには臍帯からの血液や酸素、栄養等が送られ、通常40週前後まではお腹の中で過ごします。
ママのお腹の中が赤ちゃんにとっての環境になるわけですが、ストレスなく快適に成長できる環境をつくるために、まずママの体調や環境、栄養などの管理はとても大切な要素になります。
規則正しい生活で活動する時間と休養する時間のメリハリをつけることや、バランスの良い食生活、また血行を良くして身体の機能を高め、赤ちゃんにきちんと栄養を届けてあげることが必要になります。
妊娠中は血行不良による不定愁訴も多く、それらをストレスと感じることも多いのですが、運動によってその大部分は改善され、赤ちゃんへ送られる血液もスムーズになるため、ママにとってのメリットだけでなく、赤ちゃんの環境を良くすることにつながることになります。
つまり、赤ちゃんの発育発達のための環境づくりが胎教のベースになるわけです。
胎教としての運動
ある大学の研究チームが妊娠中の運動が赤ちゃんの脳の成長スピードを促進させ、出産後に色々な音を区別できる聴覚記憶能力が優れていることが判明しています。
運動によってリスクを減らし、様々な不定愁訴を改善できるだけでなく、赤ちゃんにとっての効果があることも知ってもらい、一人でも多くの妊婦さんに胎教としての運動をおススメしたいです。
運動習慣がない方でも、お腹の赤ちゃんと自分らしいお産の為に、妊娠を機に運動習慣を身につけましょう!
☆山口 真澄