腹式呼吸でリラックス
2017年6月28日
みなさんこんにちは!産前産後ママの味方、金重優也です。
今回は妊娠中の呼吸について書かせていただきます。
ママは2人分の呼吸をしています
お腹の赤ちゃんにとって何よりも重要なのは、酸素というエネルギーをたくさん含んだ血液です。
そしてお腹の赤ちゃんに唯一酸素を供給できるのはママしかいません。
妊娠するとすぐに、塩分と水分を溜め込むことによって循環血液量(血管を流れている血液の量)が平常時よりも25%増えて、お腹の赤ちゃんとのガス交換(酸素と二酸化炭素の交換)が助長されます。
それに伴って心拍数や呼吸数も増加します。
ささいなことでも息が切れやすいママさん。
実は2人分の呼吸をしているからなのですね。
正しい呼吸を見直しましょう
意識して息を吸おうとすると、呼吸は「反対」になりやすいといわれています。
通常は「息を吸うときはお腹が膨らみ、息を吐くときはお腹がへこむ」、いわゆる腹式呼吸のはずですが、深呼吸をしてみるとどうでしょう?
おそらく、肩をあげて胸を張りながら息を吸い、息を吐きながら力を抜いて姿勢を崩す片が多いのではないでしょうか。
「息を吸うときにお腹がへこみ、息を吐くときにお腹が膨らむ」のは、生理的な呼吸とは正反対な動きなのです。
腹式呼吸を練習しましょう
大切なのは、まずは身体を伸展させること、そしてどんなときでも息を吐くことから呼吸を始めることです。
① あぐらを組んで身体を少し前に傾けます。
クッションなどを敷いてお尻を少し高くして背筋を伸ばします。
② 胸や肩を下げないように気をつけながら息を吐きます。
無理に息を吐くことや、肺を空っぽにしようとまではしなくて大丈夫です。
③ 両肩が丸くなり、屈んだ姿勢になる手前で息を吐くのをやめます。
④ 腹筋の力を抜いて腹部を緩め、反射的にひとりでに空気が流れ込んでくるのを感じましょう。
腹式呼吸はリラクゼーションの基本ですので、妊娠中のママには是非とも続けていただきたい呼吸法です。
☆金重 優也