アロマで風邪を予防しよう
2016年12月6日
今年も風邪をひきやすい季節がやってきました。
保育園や幼稚園に通う子どもがいると、園で感染し、家族にうつってしまうケースも多いと思います。特に、おじいちゃん、おばあちゃんにうつってしまうと重症化してしまうため、注意が必要です。
感染を予防するための、手洗いやうがいは、すでに皆さんきちんとしていることでしょう。
薬品を使った風邪予防をしている方もいると思いますが、子どもが小さいと薬品を使うことにも躊躇する方も多いのではないでしょうか。
実は、アロマでも風邪の感染を予防することができます。
今回紹介するのは、殺菌、抗菌、抗ウイルス、鎮痛、防虫作用に優れたオレンジとクローブを使ったもの。
オレンジをはじめとした柑橘系の果物の皮には殺菌作用がある精油が含まれています。また、クローブには強い抗菌作用や鎮痛作用があります。精油を嗅ぐと、歯医者さんで嗅いだことのある香りを感じる方もいるかもしれません。クローブに含まれるオイゲノールは、殺菌剤や麻酔薬としても使われていて、歯の麻酔にも使われるほど強い鎮痛作用があります。
オレンジにクローブの実を刺したものを「ポマンダー」といい、中世ヨーロッパでは、魔除けや幸運のお守り、ペストの予防として使われていました。
このポマンダーは、私が5歳の娘と一緒につくったものです。
オレンジは、スーパーなどで売られているものです。いよかんやはっさくなどでも構いません。クローブは、大型スーパーの香辛料のコーナーなどに売られています。
親子で楽しみながらつくれるのもいいですね。
湿度の低い日本では、出来上がった後にしっかり乾燥させれば一冬の間使えます。加湿器を置いていて湿気が多いと腐ってしまうので注意してください。
置く場所は、寝室やリビングルームよりも、玄関がよいでしょう。家の中に菌が入ってくることを防ぎます。
もちろん、オレンジの精油とクローブの精油を混ぜたアロマオイルでも同じ効果があります。
コップ1杯程度の熱湯にオレンジの精油とクローブの精油をそれぞれ1滴ずつ垂らして置いておくだけでOKです。
ただし、小さい子どもがいる場合、アロマオイルを香らせるのは匂いが強すぎてしまうこともあるので狭い部屋での使用は避けたほうがよいかもしれません。また、てんかんをもっている人もアロマオイルの種類によっては症状を引き出してしまうことがあるので控えたほうがよいでしょう。
アロマを上手に使って、風邪をひきやすい季節も元気に過ごしましょう。
☆横山 亜希