固まった手のひらをほぐして、肩こりを解消
2017年8月7日
こんにちは!
トレーナーの岩切です。
さて、前回は、学校の授業の話をさせていただきました。
その中で、子どもたちの「呼吸がアウト!」という話をしました。
しかし、実はダメなのは、呼吸だけではありません。
様々な局面で、間違った動作パターンや身体の部位の緊張が見られました。
そのなかでも、今回は手のひらの問題を取り上げてみたいと思います。
手のひらを開けない子どもたち
なぜ「手のひら」を取り上げるのか、疑問ですよね。
以前、「肩が動きづらい人に対して、身体の横の部分に圧を加えてストレッチをすると解消されるケースがある」という話をしたことを覚えていますか?
肩が動きづらい理由は、肩にあることは少ないですく、むしろ、他の個所にあることの方が多いです。
従って、肩に「サロン○ス」を塗ったり、湿布を貼ったりしても「根本的な解決にはならない」ということです。
私たちトレーナーの仕事は、その痛みが出ている原因を探って、その原因となる動作パターンの改善をすることです。
そこで、肩の動作を制限しているものの一つとして「手のひら」を紹介します。
あなたの「手のひら」、ちゃんと開きますか?
よぉく見てください。
手のひらが、「マウスの形」だったり、「スマホの形」に固まっていませんか?
手のひらを「グー」にするための筋肉が強くなり、筋肉などの組織が短くなってしまい、癒着が起きて、硬くなってしまっているのです。
子どもたちへの特別授業では、四つん這いになってハイハイするエクササイズも行いました。
その際、手のひらがちゃんと開いて「手で床を押す」ことができる子どもが少なかったのも、最近の特徴です。
お母さん! ご自分のお子さんはどうでしょう?
チェックしてみてください!
手のひらの筋膜リリースで肩こりを緩和
手のひらの問題が、肩の動作に問題を起こすことがあります。
手のひらをほぐして、「筋膜リリース」をしてみましょう!
柱のようなところに手のひらを押し付けて、写真のように(特に親指の付け根を)こするようにしてみてください。
ちょっと痛いところがあると思います。
その痛い箇所が、癒着の強いところです。
何回かこすると、押している個所の痛みが和らぎ、手のひらが開きやすくなります。
そして、肩から前腕にかけてラクになりませんか?
以前もお話ししたように、身体はつながっています。
腕も同じです。
手の先から、反対側の手の先まで、つながっているのです。
肩もその流れの中にあるので、影響を受けるのは明白です。
夏休みのケアのひとつに取り入れてみてください。
しかしその前に、まずは携帯・スマホ・PC・ゲームのやりすぎに注意しましょう!
☆岩切 誠