キッズもママも、メディカルハーブで免疫力アップ!
2017年1月13日
空気が乾燥するこの時期、赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭は、インフルエンザや風邪の感染が気になりますね。
でも、できれば薬品を使用するのは避けたいと考えている人もいるのではありませんか?
私は、自然療法家として、植物療法、色彩療法、心理学など代替医療の知識を深めてきました。
そこで、注目したいのが「植物パワー」です。
メディカルハーブの、抗ウイルス作用や抗菌作用を利用して、免疫力を上げ、心身のリフレッシュに活用してみましょう。
身体の不調を整える、植物の力
病院などで処方される薬が作られたのが1899年代で、それまでは不調を整えるために、植物が使われてきました。
「白い薬と緑の薬」という言葉を聞いたことはありますか?
白い薬とは、病気になったときに処方されたり、薬局などで売られている薬のことです。それに対して、緑の薬とは植物のことをいいます。植物には、人の自然治癒力や免疫力を高める薬効成分が含まれています。
昔から、胃痛にはドクダミ茶、解熱やせき止めにはクワ茶、皮膚トラブルにはハトムギ茶を飲むなどしてきました。
毎日の生活の中で、ハーブティーを飲むことは、手軽に薬効成分をとり入れられる方法です。ハーブの葉や花、根などから、お湯などでゆっくり抽出するため、水溶性成分(ビタミン、ミネラル、タンニン、フラボノイドなど)を、体内に穏やかに吸収することができます。
心と身体の緊張をほぐすという効果もあります。
ハーブティーで免疫力アップ
今回は免疫力を高める効果がある、といわれるハーブティーをご紹介します。
子どもが飲む場合は、1歳を過ぎたころから、大人が飲むものより薄いものを一口ずつからはじめてみてはいかがでしょうか。
●カモミール
心身をリラックスさせるとともに、鎮痛、解熱などの作用があります。胃腸の調子を整えることや、疲労回復に効果的なハーブです。
また、身体を温める作用もあるため、女性特有の月経痛や冷え性などの症状の緩和にも効果が期待できます。
●エルダーフラワー
インフルエンザの特効薬と言われるほど、インフルエンザや風邪の症状には欠かせないハーブです。
発汗作用や利尿作用があり、体内の老廃物や熱を排出してくれます。咳、鼻水、鼻づまりやのどの痛みの緩和に効果を発揮します。
ハーブティーは、飲んで香りを楽しむだけでなく、身体に塗布したり、お風呂に入れたりすることもできます。
ボディローション、うがい薬、ハーバルバスなどに使用しながら、お子さんと一緒に楽しんでくださいね。
身体に塗布したり、お風呂に入れたりする場合は、2~3ヶ月を過ぎて、パッチテストをしてから試してみてください。
※医薬品ではありませんので、保護者の方はしっかり子どもの様子を見て、気になることがあれば使用をやめてください
※ハーブティーは病気を治す目的で使うのではなく、予防のためのサポートとして利用しましょう
☆加藤 香