妊娠を考えるなら、まずは生理を快適に
2016年11月15日
こんにちは。美活・妊活専門スタジオ アクティブ☆チワワ 代表の露木由美です。
フィットネストレーナーとして、そして4人の子育てを通して約5000人の方々の健康のお手伝いをしてきました。
生理は快適ですか?
もし、皆さんがこれから妊娠をしたいと思っているとしたら、ひとつ考えてもらいたいことがあります。
「生理は快適ですか?」
生理とはダイレクトに子宮に起こっていることです。赤ちゃんをはぐくむための子宮のお部屋を整える「生理」が快適であると感じている人は少ないのではないでしょうか?
レベル1.「生理痛がある」「頭痛がする」「ナプキンでかぶれる」「多少不順だ」など
→生理は不快なもの
レベル2.「動けないほどの日がある」「毎回痛みを和らげる薬を飲んでる」など
→生理はつらいもの
レベル3.「忙しくて生理が止まってしまった」あるいは「あったりなかったり」というように「あるべき時期に来ない」など
→身体や心に何かが起こって、どこかで身体が本能的に赤ちゃんを授かってはいけないと身体がサイン
生理が不快だ、つらいという人の原因はなんでしょうか。
骨盤の開閉がスムーズでないこと、身体の冷え、添加物の多いコンビニ食や外食、不規則な生活、心身のストレスなどが考えられます。
ほかには、化学物質の吸収体の入った紙ナプキンを使っていることが大きいと思います。
肘の内側を基準とすると、性器は経皮吸収率が42倍も高いのです。紙ナプキンもそのほとんどが石油系の素材が使われています。 そして、自分のペースではなく、吸収体の力で吸い上げられることで自分のペースが崩れてしまうことも影響しています。
そして、もうひとつ、生理は女性の身体に起こる自然な機能の働きであるのに対し、近年は情報社会で「頭」だけで考え、自分の身体に起きていることを「感じる」ことができなくなっていることです。
「好き、嫌い」「快、不快」など、感覚の部分を感じないように麻痺させてしまっていることもあるでしょう。
そのような感覚を続けていると、妊娠して出産するときも「自分で産む」という感覚でなく、産婦人科の先生がどうにかしてくれるとらえてしまう傾向があります。
布ナプキンを使うことで、子宮の力が戻る
私も、学生の頃や20代のころはレベル3の事がありました。激しいスポーツやストレス、暴飲暴食などで生理があったりなかったり不規則で、生理痛が辛い時期がありました。
それから、赤ちゃんを授かる身体づくりを考え、まず実行したことは、布ナプキンに変えたことです。
すると「生理がきちんと来る」「生理痛・頭痛がなくなる」「かぶれない」というような生理トラブルをほとんど改善できたことに加え、半年ほど経つころには思わぬおまけがついてきました。
「生理が3日ですぱっと気持ちよく終わる」
→子宮の開閉の力が戻った。
「経血がナプキンにあまりつかず、トイレに行ったときにどばーっと出る」
→自然と経血コントロールができるようになり、それにより、布ナプキンの洗濯がとってもラクになった。
このように私は布ナプキンの力でずいぶんと子宮の力を回復することができました。何よりも生理が来てもとても快適で、すぱっと終わるので気持ちよいくらいです。
生理が「不快」「辛い」「不規則」であることを「当たり前」「しょうがないこと」ととらえず、生理を快適にし、子宮を元気にすることから始めましょう。
布ナプキン初心者のためのステップ
それでも、初めから布ナプキンに変えるのは不安な方は、次のステップでトライしてみましょう。
①吸収ポリマーを使っていない、綿でできた紙ナプキンを使ってみる
②紙ナプキンの上に一枚使い捨ての布を敷き、直接紙ナプキンが会陰に当たらないようにする(使い捨ての布とは綿の古着やシーツ、ハンカチ、タオルなどをナプキンの大きさに切ったもの)
③紙ナプキンの上に布ナプキンをする
④家にいるときだけ布ナプキン、外出時は③
⑤布ナプキンに変える
このように段階的に変えて行くと布ナプキンになれることができ、ハードルがずいぶんと下がると思います。
おりもの用ナプキンを使っている方もいると思いますが、これも綿100%のものにするとよいですね。
ショーツも化学繊維のものはやめて、綿や麻など、ナチュラルなものがよいですね。最近では「ふんどし」を使う方もいるようです。実は私も持っていて、昼間は履きませんが、寝るときに履くととても身体がラクです。
妊娠とは命をはぐくむ身体ということをしっかりと考え、身体を快適に変えて行きましょう。
次回は骨盤の開閉のリズムについてお伝えします。
☆露木 由美