親が子どもたちの一番身近な先生になりましょう!
2017年3月6日
パーソナルトレーナーの小山です。
今回は子どもたちへの運動に関しての考え方についてご案内いたします。
身体の使い方はいつ覚えたの?
私たち大人は、わからないことがあればどうしますか?
すぐに調べます。自分でインターネットや取扱い説明書で調べることもあれば、より高度な設定などはプロにお任せです。
私は、身体の使い方も同じことが言えるのではないかと考えています。
競技特有の動きやご自身をレベルアップするトレーニングはプロに教えてもらうのが理想です。
しかし、日常生活レベルの動きは誰に教えてもらったでもなく私たちはなんとなくできるようになっています。
家族などサポートもあると思いますが、その家族もプロに習ったり、ご自身が専門書で調べたりしたわけでもないと思います。
動きの土台づくりは親の使命
私たち大人は、生活の中の動作である「立つ、歩く、座る」などの動きが何となくできれば良いというわけではなく、「なぜ、立てるのか?座れるのか?歩けるのか?」を最低限は子どもに伝えられることが必要です。
筋肉の名前や専門用語を覚えるのではなく、どうやったら日常動作の「立つ」「座る」「歩く」などができるかをご自身の感覚を言葉に表す程度で良いのです。
大人も子どもも生活動作はほぼ一緒です。
そして、子どもは良くも悪くも色々なことをすごい勢いで吸収していきます。
その時期に正しい動きを身に着けることができれば、より素晴らしい人生を歩めると感じています。
基本が何よりも大事です。そのための土台づくりの動きは親が伝えた方が、他の誰かが教えるよりも一番伝わりやすいはずです。
何よりもご自身の大切な、大切な子どもだからこそ、親ができる限り教育できれば素敵だと思います。
親は責任を持って子どもを育てなくてはなりません。
親が一番の身近な先生でもあるのです。
親がやるべきこと
私たち親は、子どもの学校の宿題を手伝うのと同じように、身体の使い方も一緒になって学び手伝うことが必要です。
わからないことは調べ、人に聞いて子どもに伝えていくことです。
その中でもすぐにできることがあります。
私たちは、無意識に自分自身に問いかけながら動きが連動しています。
その無意識の問いかけを実際に言葉に出して子どもとその情報を共有することが大事です。
「今、足の裏のここで立っているよ」「座るときはここから動いているよ」など動きを実際に見せながら言葉に出していく機会が増えれば子どもにとってよい刺激になると思います。
私の息子はまだ2歳ですが一緒になって言葉と動きを合わせ楽しんでいます。
少しの意識が親子の絆をさらに深めてくれると信じています。
☆小山 雅弘