勉強ができる子どもは遊び上手
2017年2月9日
授業中に立ち歩く子や、まっすぐに座っていられない子が増えていることは知っていますか?
また、子どもたちの体力が低下していることは知っていますか?
実は、これらの問題は同じことなのです。
体力がない子は集中力もない
授業中にふらふらと身体を動かしている子たちは、ふざけているのではありません。
体力がないから、授業の45分間、同じ姿勢でいられないのです。
では、これを読んでいるパパやママは、まっすぐな姿勢でしょうか?
その姿勢を45分間キープできますか?
できない人も、多いのではないかと思います。
子どもでも大人でも、体力があれば、少しの力を入れ続けることができるので同じ姿勢でいられます。
しかし、体力がないと、身体を片側ずつ交互に使って反対側を休ませることにより疲れないようにしようとします。当然、身体はふらふらと動きます。
身体が動くと目線も動くので、先生の話にも集中できません。
自由な遊びが、運動スキルと思考力をつくる
では、体力をつけるためにはどうしたらよいかというと、身体を動かして遊ぶことです。
運動に必要な基本的なスキルは、スポーツの習い事をするよりも、遊びのなかで身に付きます。
遊びで運動に必要なスキルを身に付けている子がスポーツの習い事をすると、スポーツのスキルも伸びます。一方、運動に必要なスキルがないままスポーツを習っても、基礎的な動きができていないため上達しにくいのです。
しかし、最近では多くの子どもがいきなりスポーツをしようとしてしまっているのです。
こう聞くと、パパやママはどんな遊びがいいのか気になりますよね。
答えは、「何でもいい」です。昔、皆さんがやっていた遊びには、それぞれ身体を動かすために必要な要素がいろいろと詰まっています。
例えば、「缶蹴り」では、気づかれないように動き、隙を見て遠くに缶を蹴ります。「だるまさんが転んだ」では、瞬時に止まり、走ることを繰り返します。
水溜まりをジャンプして越える、階段を1段飛ばしで駆け上がる、白線の上を歩くなども、子どもにとっては遊びになります。
でも、それらの動きのポイントやコツを提供された時点で、それは遊びではありません。「遊びプログラム」になってしまいます。
もちろん、一定のスキルは身に付きます。でも、自分でポイントやコツを考えるほうが、思考力を鍛えることにつながります。
公園などで「自由に遊んでごらん」と言ってみてください。
そこで子どもがすることが、本来の遊びです。
危ないと思うこともあるかもしれませんが、ある程度は見守って、その時間を尊重してみてください。遊び方がわからない子には、パパやママが子供に戻ってやっていたことを一緒にやってあげてください。その際、「こうしなさい!ああしなさい!」は厳禁ですよ。
子どもたちの発想力は大人が思う以上に豊かです。
その自由な時間が、子どもの身体と頭を鍛えてくれます。
☆高島 友幸