ふれるだけで心と心の絆を結ぶ、ベビーマッサージ
2016年8月31日
赤ちゃんの元気は、ママとの身体の“ふれあい”から
相手が自分に対してどんな想いを抱いているのか?
言葉には出さなくとも感じ取ることができます。
「ノンバーバルコミュニケーション」。非言語でのコミュニケーションのことです。
何気なく私たちが毎日行っている、言葉以外での感覚を通じてのコミュケーションです。
◎明るい笑顔や、見つめる視線・しぐさ・ジェスチャーなどの視覚からの情報
◎声の高低・リズムの取り方・話すテンポや笑い声・泣き声・あいづちなどの聴覚からの情報
◎身体にふれることでの、皮膚からの情報
これらからは、ときに、言葉よりも強く相手の感情を読み取ることができます。特に身体的なふれあいは、人間関係を築くうえでとても大切なことだと思っています。
ベビーマッサージとは?
ベビーマッサージの基本は、「赤ちゃんに優しくふれる・見つめる・話しかける」ことです。
お母さんが赤ちゃんを抱いて、温かな手でやさしくなでたりさすったり、たくさん「かわいいね。大好きだよ。あったかいでしょう?」と話しかけます。目と目をしっかりと合わせて見つめあいます。
これだけで、皮膚・目・耳などの感覚器から、お母さんからの愛のメッセージがあふれるように伝わります。赤ちゃんは感じます。「愛されている。守られている。とっても安心できる。信頼できる。大好き。生まれてきてよかった」…と。
毎日、ほんのわずかな時間のふれあいで、赤ちゃんの笑顔がふえていきます。その赤ちゃんの笑顔を見るとお母さんも笑顔になります。そのくりかえしの中から、愛おしさと深い信頼関係が生まれるのです。お互いの心と心の絆を強く深めていくことに繋がっていきます。
ベビーマッサージは、1歳までのお子さんのためもの、ではありません。身体が未発達な時期は、特に気をつけることがありますが、2歳になっても、5歳になっても「優しくふれる・見つめる・話しかける」ことは、深い安らぎと、心のつながりをもたらしてくれるのです。
☆加藤 香