アマゾン・エフェクトとフィットネス
2017.08.03 木 オリジナル連載Amazon Effect(アマゾン・エフェクト)という言葉をご存知ですか?アマゾン効果とかアマゾン化とも言われている米国で起こっているアマゾンの動きを受けた現象のことです。
日本でも支持者が多いPrime会員はユーザーの2/3という米国です。すごいですね!Amazon Effectはどんどん拡がっているということです。
過日Amazonが自然食品マーケットで大成功しているWhole Foods Marketを約1兆5,300億円で買収したというデジタルからリアル店舗への展開は注目を集めました。今、Amazonが仕掛けているのはデジタルと実世界の融合に他なりません。
【様々な動き】
・Amazon Go ノーレジストア
・Amazon Books リアル本屋
・Amazon Pop Up Store オンラインショッピング顧客との交流販売の場
・Amazon Fresh Pick Up アマゾンフレッシュ商品のピックアップ・ドライブスルー
デジタルと実世界との融合が進むことによって顧客エクスペリエンスが変わっていくことに我々は着目しなければなりません。そのムーブメントの文脈には顧客中心のデジタルトランスフォーメーションというIoT時代を牽引するメガトレンドが明確に織り込まれています。
フィットネスにとってもこういった顧客エクスペリエンスの変化が影響を与えないはずがありません。
【想定される変化】 ※EX=エクスペリエンス
・提供側がサービスしてユーザーが受動的に利用されていたものが、利用者の自己検索型の能動的体験へのシフトします。
・デリバリーされていたEXがself designed EXに変容するわけです。
・自分の活動経済圏を自分で描いてその中にフィットネスというコトを編集するようになります。
Amazon FitnessやAmazon Wellness Service、そしてAmazon Health Careがいつ出てきてもおかしく無いと思っているのは僕だけでしょうか?
デジタルと実世界の融合をデジタルトレンスフォーメーションの文脈に沿って強力に推し進めるタイミングが来たのだと思います。
合言葉は Fail fast learn a lot !!!!!!!!
【バックナンバー】
第2回 オープンイノベーションの時代-ヘルスケア事業に必要な5つの視点
第4回 チェック&ソリューション ヘルスケアサービスの基本型
第6回 ピア&トゥギャザー アウトカムへの行動継続のフレームデザイン
第10回 健康サービスとオープン化
第15回 健康ビジネスにおける“相互学習関係”
第16回 “ちょっと”チャレンジ
第17回 バーテンダーに学ぶ
第18回 エフェクトコンテンツ(effect contents)
第19回 スタート品質と継続率
第20回 グループ(group)
第22回 スキルシェア(SkillShare)ととブレスト習慣
>>>Write by Kohei Okawa
大川 耕平
1960年7月18日 東京生まれ 慶応義塾大学法学部政治学科卒。健康&ウェルネス業界における新事業開発から人材育成、ナレッジ強化、ビジネスマッチングサポートを展開中。1999年創刊の健康ビジネス情報メールマガジンHBW(ヘルスビズウォッチ)の読者は約1000社のビジネスユーザ中心。読者とのミーティングセッションに力を入れている。
・HBW(ヘルスビズウォッチ)発行人
・プロジェクト・マネジメントスペシャリスト
ブログ「健康ビジネスプロジェクトの現場から」http://ameblo.jp/projectgenki/
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