スタート品質と継続率
2016.12.05 月 オリジナル連載一定期間の継続が条件となるヘルスケアサービスでは、“継続率”がひとつの評価指標にもなります。
その継続率に最も強い関係性を持つのが、初期段階での接点内容、つまり「スタート品質」です。
・サービスをスタートする時点でいかに今後のサービス内容を楽しんでいけるか?
・どう楽しめばいいのか?
・困ったとき誰に連絡すればいいか?
・参加者理解満足を前提とした密度の濃い時間を共有できるか?
ここにかかっています。
このスタート品質をきっちりと確保することを「参加者継続の先取り」と言います。
今、ここで話しているのは、いわゆるリアル対面サービスの場合です。
でも、ICTサービスプログラムでも実は同様です。
継続の先取りアプローチの心は「自分ごととしてのイメージを持つ」ことを支援することにあります。
このサービスをどう楽しもうか?という問題意識や発想が愛着につながるのです。
このサービスを利用することで何を達成したいのか?
イメージしてもらう投げかけを工夫するのです。
さてあなたのサービスのスタート品質はいかがですか?
【バックナンバー】
第2回 オープンイノベーションの時代-ヘルスケア事業に必要な5つの視点
第4回 チェック&ソリューション ヘルスケアサービスの基本型
第6回 ピア&トゥギャザー アウトカムへの行動継続のフレームデザイン
第10回 健康サービスとオープン化
第15回 健康ビジネスにおける“相互学習関係”
第16回 “ちょっと”チャレンジ
第17回 バーテンダーに学ぶ
第18回 エフェクトコンテンツ(effect contents)
>>>Write by Kohei Okawa
大川 耕平
1960年7月18日 東京生まれ 慶応義塾大学法学部政治学科卒。健康&ウェルネス業界における新事業開発から人材育成、ナレッジ強化、ビジネスマッチングサポートを展開中。1999年創刊の健康ビジネス情報メールマガジンHBW(ヘルスビズウォッチ)の読者は約1000社のビジネスユーザ中心。読者とのミーティングセッションに力を入れている。
・HBW(ヘルスビズウォッチ)発行人
・プロジェクト・マネジメントスペシャリスト
ブログ「健康ビジネスプロジェクトの現場から」http://ameblo.jp/projectgenki/
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