“ヘルスケアサービスのフロンティア”
2015.01.28 水 オリジナル連載![](https://www-fitnessclub-jp.s3.amazonaws.com/wp-content/uploads/2015/08/9e701582a51e6b4fc33bbc152d58f3bd.jpg)
Educare エデュケアとは?
Educare(エデュケア)とは、エデュケーションとケアの合成語で、育て養う、大切にするという意味で使いたいと考えます。健康・フィットネス事業者である我々にとって自分たちのサービスプロセスにこのEducareがあるか?とって重要だとボクは考えています。我々の業種は、顧客に対して啓発的にナレッジを提供するプロセスが必ず存在します。そこでナレッジを共有し、育てていくというあるべき姿を示したキーワードのひとつがEducareなのです。
□教えたがり
□相手が理解したという鵜呑み
□一方的な伝達
などで充分に価値共有にまで至らなかった経験はありませんか?
健康・フィットネス事業では明確に顧客ニーズが顕在化しているものばかりではないですね。そして健康課題に対する理解認識は個人差もありまちまちです。顧客と一緒に考え探し、見つけ出し共有する。そしてその顧客側の理解をケアしてフィードバックの循環をつくっていきます。顧客とのコミュニケーションの中で顧客がどのプロセスにいるかに注力しましょう。
□健康価値に気づくプロセス
□自分にとってのあり方を模索するプロセス
□自分にあった健康の姿の追求を始めるプロセス
□様々な環境変化の中で自分で工夫して健康を保つプロセス
□課題が明確になって専門家に相談するプロセス
様々なプロセスで、顧客に学びのプロセスを共有してもらうことができればこれがベストです。ここを支えるコンセプトがEducareです。顧客のセルフイメージ進化に寄り添うイメージです。それをフィードバックしてあげることでEducareがホットに動き出します。日本の健康・フィットネス事業者は顧客教育というプロセスを大切にしない傾向があります。顧客を施設の利用者として捉えているからではないでしょか?
フィットネス価値を創造するパートナーと考えるとコミュニケーションの角度は今までと同じはずはありません。顧客とお互いに学びを共有することがもたらすベネフィットを今一度真剣にディスカッションしてみたいですね!!!
>>>Write by Kohei Okawa
大川 耕平
1960年7月18日 東京生まれ 慶応義塾大学法学部政治学科卒。健康&ウェルネス業界における新事業開発から人材育成、ナレッジ強化、ビジネスマッチングサポートを展開中。1999年創刊の健康ビジネス情報メールマガジンHBW(ヘルスビズウォッチ)の読者は約1000社のビジネスユーザ中心。読者とのミーティングセッションに力を入れている。
・HBW(ヘルスビズウォッチ)発行人
・プロジェクト・マネジメントスペシャリスト
ブログ「健康ビジネスプロジェクトの現場から」http://ameblo.jp/projectgenki/
Facebookページhttps://www.facebook.com/kouhei.ohkawa
「健康サービス現場学1」電子書籍販売中!
▼「パブー&アマゾン」で検索してみてください!