【リクルートマガジン】#12株式会社東急スポーツオアシス 牧之内 惇さん
2019.02.27 水 オリジナル連載クラブビジネスジャパンでは、2019年3月に東京・名古屋・大阪でフィットネス&スポーツ業界向け新卒イベントを開催する。
新卒採用をすすめている企業で、実際に働くみなさんの声を紹介する。
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#12株式会社東急スポーツオアシス よい商品を届けることで、クラブ内外でお客さまの健康に貢献したい
フィットネスクラブの店舗責任者である、マネージャーや支配人の仕事はスタッフの育成、入退会や予算の管理、施設品質の管理など多岐に渡る。
彼・彼女らはどのような道を辿り、何を目指しているのだろうか。入社のきっかけやこれまでの苦労、仕事の楽しさ、今後の目標について訊きました。
【お話を訊いた方】
株式会社東急スポーツオアシス
ホームフィットネス事業本部 メディアセールスマネージャー
牧之内 惇さん
1983年大阪府生まれ。近畿大学経営学部商学科卒。2006年4月入社。店舗のインストラクター業務を経た
後、休職して米国への留学を経験。帰国後、本社へ復帰し、2016年より現職。
健康商品・器具を世界へ留学で目標が生まれる
牧之内惇さんがフィットネス業界に興味をもったのは、スポーツトレーナーという職業を知ったことだった。学生時代に打ち込んだバスケットボールを通してその存在を知り、大学卒業後は関東・関西を中心にフィットネスクラブを展開する株式会社東急スポーツオアシスに入社した。 約4年間、店舗でインストラクターやスイミングコーチとして活躍した後、29歳のときには休職してアメリカ留学を経験している。
「フィットネスの最先端で幅広く学びたいと、会社に申請して許可をもらいました。日本で『トレーナーとして活動していた』と自己紹介すると、いろいろな国の方から『痩せ方を教えて』などと声をかけてもらえた経験から、日本に帰ったら健康商品・器具を開発して世界中に届けたいと考えるようになり、商品開発を行う部署に希望を出したのです」
そして現在は、商品の開発のほか、家庭用運動器具の営業担当として、テレビ局やカタログ通販の卸営業を行っている。お客さまと対面しないこれまでとは違う面白さ 快活な語り口調から営業として適任とさえ思われる牧之内さんだが、当初はとまどいもあったという。トレーナー時代は、指導した会員さまから対面で「ありがとう」という言葉をいただけたが、営業して感謝されることはなかなかない。しかし、よい商品をつくれば、今度は購入者から同じく感謝の言葉をいただけることを知る。
「テレビや誌面を通してある商品を届けたところ、しばらくして『母にプレゼントしたら喜ばれた』『膝や腰の痛みが緩和された』などのお電話や口コミをいただきました。店舗時代と比べ時間差はありますが、やはりそのお言葉がうれしくて、仕事の面白さを感じるようになりました。販売数や売り上げなどで努力が目に見えて現れることも、やりがいにつながります」 市場調査のために積極的に国内外の展示会などへも足を向ける。
よい商品を届けることで収益の柱になりたい
過去に販売を行った商品のなかには電話回線がパンクするほどの注文が殺到し、瞬く間に1億円を売り上げたものもある。しかし、牧之内さんは満足していない。
「社内で通販部門は“売り上げの第二の柱”といわれているのですが、第一のフィットネス部門とはまだまだ乖離が大きい。国内外へもっと商品を提供し、本当の意味で収益の柱になりたいと思います。そしていつか、当社の商品をそろえた、ショールームのような運動施設をつくれたらいいですね」
健康意識などの高まりを受け、拡大が続く健康産業。牧之内さんは常にアンテナを張り、よい商品をお客さまに届けるべく様々な場所に出向いていく。