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【NEXT 5月特集】男のピラティス・ヨガ "コアコンディショニング"篇

2016.05.02 月 スキルアップ

セレブのエクササイズとして米国でブームとなり、日本にも広く浸透したピラティスとヨガ。

ピラティスは、ジョセフ・ピラティス氏がドイツ軍人のリハビリとして開発したエクササイズをベースに、各関節の可動域を確保するとともに、姿勢を安定させるインナーマッスルを活性化することで、安全に効率的に動ける身体をつくることができる。ヨガは、ゆっくりとしたポーズをくり返すことで、自分の身体や意識のくせに気づき、より冷静に効果的に状況に対処できる身体と心が培える。

こうした本質的なエクササイズ効果が認識されるようになり、今、男性の間でもピラティスとヨガが広がってきている。今回は、男性の視点から見るピラティスとヨガの魅力から、あらためてそのエクササイズとしての本質的な価値に迫る。

コアコンディショニング@PLAY

簡単な動きを繰り返して身体の動かし方をマスター、基本的な人間の動きを再構築

「コアコンディショニング」は、コアを整えることで、全身の動きを再構築していくことを企図したプログラム。

ピラティスエクササイズの中でも、特に背骨と股関節、胸椎や胸郭の動きに焦点を当て、動かなくなっている部位に動きを取り戻すとともに、コアを安定させながら四肢の動きへとつなげる身体の使い方を確認~習得できる内容となっている。

CC1

レッスンは寝た状態での約10分間のブリージング(呼吸)からスタートし、胸椎や胸郭の動きを十分に出したうえで、ペルビックカールの練習で、腰椎から股関節回りをほぐす。そのうえで、ロールアップ系のエクササイズでコアを安定させる体幹部の筋群にアプローチしていく。

その後は、参加者のニーズに合わせ、股関節まわりや、胸郭~肩甲骨まわりの動きづくりへと移行する。全75分のプログラムで、一貫してシンプルな動きを繰り返すことで、動きに意識を集中し、自身で動きを調整していけるようにプログラミングされている。

この地味なエクササイズにより、ダイナミックな動きが効果的に行えるようになることから、スポーツパフォーマンス向上を目指す人や、ピラティス初心者に支持されるプログラムとなっている。

私にとってのピラティス

ピラティスを始めたのはまだ最近です。

クライミングを続けながら、インストラクターとしても活動するようになったのですが、自分自身が正しく動けているのかにも不安がありましたし、人の姿勢評価にも苦手意識がありました。そこで、人間の身体にとって適切な姿勢や動きを知りたいとピラティスに興味を持ちました。

自分も含め、より理解を深めたいと思っていたので、敢えて男性がオーナーのピラティススタジオのコースを選びました。

学んでみると、身体の構造や動きの構造がとてもロジカルに理解でき、ピラティスのエクササイズを通じて身体の動かし方が理解できるので、日常やスポーツにそれを活かすことでこそ価値が生まれるものだと感じています。

私自身もピラティスを始めてから体調が良くなり、クライミングでの怪我もなくなりました。レッスンでも、ピラティスの動きだけでなく、それを通じて、いかに身体を動かすかが考えられるようになることを促しています。
それにより、日々の運動はもちろん、睡眠も、食事も、クオリティが高められます。

お話しを訊いた方:箭内洋平さん
株式会社BEACH TOWN ピラティスインストラクター

【男のピラティス】

CASE #1 -ポールスターピラティス@ボディワークスタジオ元気工房

CASE #2 -Silk Suspension™@Studio Body Design

CASE #3 -ピークピラティス@ピラティスアライアンス

CASE #4 -ピラフェクト@TAIKANZ

CASE #5 -アスリートピラティス

CASE #6 -DPS@スタジオビーキューブ®

CASE #7 -PHIピラティス@ピラティス&コアアラインスタジオB&B

CASE #8 -コアコンディショニング@PLAY

CASE #9 -SUPピラティス@Rainbow House 奥多摩

CASE #10 -ピフィラテス@ピラティスラボ代官山

【男のヨガ】

CASE #1 -ヨガシナジー@アンダーザライトヨガスクール

CASE #2 -メディカルヨガ@PT conditioning room

CASE #3 -メンズヨガ@スタジオ・ヨギー

CASE #4 -Core Power Yoga CPY©

 ※特集内容はインストラクター・トレーナーのキャリアマガジン誌「月刊NEXT2016年5月号」でもご覧いただけます。

【記事出典】
月刊NEXT 2016/December No.110 

【企画・構成】
株式会社クラブビジネスジャパン
オンライン事業部フィットネスビジネス編集部:庄子  悟