FITNESS BUSINESS

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【NEXT 5月特集】男のピラティス・ヨガ "PHIピラティス"篇

2016.05.01 日 スキルアップ

セレブのエクササイズとして米国でブームとなり、日本にも広く浸透したピラティスとヨガ。

ピラティスは、ジョセフ・ピラティス氏がドイツ軍人のリハビリとして開発したエクササイズをベースに、各関節の可動域を確保するとともに、姿勢を安定させるインナーマッスルを活性化することで、安全に効率的に動ける身体をつくることができる。ヨガは、ゆっくりとしたポーズをくり返すことで、自分の身体や意識のくせに気づき、より冷静に効果的に状況に対処できる身体と心が培える。

こうした本質的なエクササイズ効果が認識されるようになり、今、男性の間でもピラティスとヨガが広がってきている。今回は、男性の視点から見るピラティスとヨガの魅力から、あらためてそのエクササイズとしての本質的な価値に迫る。

PHIピラティス@ピラティス&コアアラインスタジオB&B

姿勢評価をもとにフルオーダーで提供する、医科学的エビデンスに基づいた現代ピラティス

「PHIピラティス」は、アスレティックトレーナーで理学療法士でもあるクリスティン・ロマニィ・ルビィさんが考案したこともあり、運動指導者の職種を問わず広く支持されるピラティスメソッド。

セッションの前に姿勢評価を行うことが特徴で、クライアントの姿勢を「スウェイバック」「フラットバック」「腰椎前彎」など大きくカテゴリーに分けたうえで、さらに個々の姿勢を評価し、その人、その日の状態に合わせたエクササイズをプログラミングして提供していく。

PHI1

イクイップメントも積極的に利用し、硬くなっている筋肉をストレッチし、関節可動域を広げて姿勢を改善していく。特に男性の強い筋肉は硬くなりやすく、姿勢や動きが制限されたり、ケガにも繋がりやすい。

ピラティスイクイップメントは、動きをサポートすることで、過度に働きがちなアウターマッスルの使い過ぎを防ぎ、インナーマッスルを活性化することに効果的に活用できる。アスリートのオフシーズンのトレーニングとしても注目されている。

私にとってのピラティス

ピラティスとの出会いは、フィットネスクラブでアルバイトをしていたときに新プログラムとしてピラティスが導入されたことがきっかけです。

簡略版リフォーマーを使用し、ストラップやスプリングが動きを補助してくれることで、特に高齢のメンバーの方々のストレッチが安全に効果的にできることや、リフォーマーを活用することで、寝た状態でキレイなフォームでのスクワット動作ができることなど、多くの発見がありました。

特にパーソナル指導の助けになり、「もっと学びたい」と思ったときに、知人の紹介でスタジオB&Bと出会い、PHIピラティスの養成コースに進みました。

私は、高校時代に陸上競技をしていましたが、練習で腰を痛めて選手生命が絶たれ悔し思いをしました。その後、デザインに興味を持ち、プロダクトデザイン関連の仕事をしていましたが、三次元の設計ソフト使って車のデザインの仕事で経験を積んだこともあり、身体を3Dで探究できることにもおもしろさを感じます。

クライアントさんの身体は一人ひとり違います。3Dで姿勢や動きを捉えて、より快適に安全に、効果的に動ける身体に近づけていけるピラティスは、男性にとってもしっかりとした手ごたえと、確かな効果が得られるエクササイズです。

お話しを訊いた方:濱田英明さん
PHI Pilates マスタートレーナー、Studio B&B統括マネジャー

【男のピラティス】

CASE #1 -ポールスターピラティス@ボディワークスタジオ元気工房

CASE #2 -Silk Suspension™@Studio Body Design

CASE #3 -ピークピラティス@ピラティスアライアンス

CASE #4 -ピラフェクト@TAIKANZ

CASE #5 -アスリートピラティス

CASE #6 -DPS@スタジオビーキューブ®

CASE #7 -PHIピラティス@ピラティス&コアアラインスタジオB&B

CASE #8 -コアコンディショニング@PLAY

CASE #9 -SUPピラティス@Rainbow House 奥多摩

CASE #10 -ピフィラテス@ピラティスラボ代官山

【男のヨガ】

CASE #1 -ヨガシナジー@アンダーザライトヨガスクール

CASE #2 -メディカルヨガ@PT conditioning room

CASE #3 -メンズヨガ@スタジオ・ヨギー

CASE #4 -Core Power Yoga CPY©

 ※特集内容はインストラクター・トレーナーのキャリアマガジン誌「月刊NEXT2016年5月号」でもご覧いただけます。

【記事出典】
月刊NEXT 2016/December No.110 

【企画・構成】
株式会社クラブビジネスジャパン
オンライン事業部フィットネスビジネス編集部:庄子  悟