【ICT×フィットネス】 心拍数の可視化で広がりをみせる グループトレーニング
2016.07.28 木 テクノロジー
毎年、ヘルス&フィットネス分野のプロフェショナルがトレンドを選ぶ、ACSM(アメリカスポーツ医学会)による調査の2016年版の調査結果「Top Fitness Trends of 2016」では、 これまでとは大きな変化が見られた。これまで挙げられたことがなかった「ウェアラブル技術」がいきなりトップとなったことである。これまでの過去の日本のトレンドの軌跡を振り返ると、世界のトレンドが数年遅れてトレンドになっていることもある。そこで”ICT×フィットネス”コーナーでは国内はもちろん、海外での「ウェアラブルデバイス」、「モバイルアプリ」など、テクノロジーを駆使した新たな潮流のニュースに加え、先進事例や活用方法についても紹介していきます。
【バックナンバー】
・ウェアラブルの躍進
・企業での健康管理に広がるウェアラブル
・海外事例① 米国のデジタルフィットネス市場とは
・海外事例② テクノロジーは”脅威”か”チャンス”か?
・心拍数の可視化で広がりをみせる グループトレーニング
・DATA FITNESS”に学ぶデータ活用法 -前編
セントラルスポーツ株式会社が、運動効果を求める顧客ニーズに対応するため開発した「Pulse Series(パルスシリーズ)」が好評だ。’16年4月に9店舗で先行導入され、7月に40店舗、10月には100店舗でのプログラム導入を予定している。
「Pulse Series(パルスシリーズ)」は心拍計を着用し、スタジオ内に設置されたモニターに表示される自身の心拍数をリアルタイムで把握しながら、目的に合った心拍ゾーンでエクササイズを行う”心拍可視化プログラム”。同社のオリジナルプログラム「高強度トレーニング“X-FIT(エックスフィット)”シリーズ」、「格闘技系エクササイズ“ファイト”シリーズ」、「BIKEシリーズ」と組み合わせて提供し、参加者が運動プログラムを楽しみながら、ダイエット、シェイプアップ、体力向上といった自身の目標達成に最適な心拍ゾーンを目指してトレーニングを行う。
プログラムではPOLARのBluetoothセンサー付の心拍計を使用
近年、フィットネスクラブに通うお客さまの傾向として、日々のトレーニング、運動プログラムに対して「しっかり効果を実感したい」というニーズが高まっている。「心拍数の可視化」という要素は、こうしたニーズに応えるためのものであり、先行導入店では非常に好評だという。
今月15日(金)にセントラルウェルネスクラブ西新井にて開催された、会員向けの体験会から同プログラム人気の要因を探っていく。