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【ICT×フィットネス】 心拍数の可視化で広がりをみせる グループトレーニング

2016.07.28 木 テクノロジー

定員20名で行われた体験会では、プログラム内容や心拍数を把握するための目的を説明することから開始された。同社では以前から「高強度トレーニング“X-FIT(エックスフィット)”」を提供していたが、心拍数を可視化することにより、プログラム参加者の幅が広がったという。こう語るのは、セントラルスポーツ株式会社 経営企画室 広報担当マネージャー 平山 智志氏である。

s_IMG_0362プログラム前に心拍数把握の目的を説明

s_IMG_0381当日はHICT/Moving/HIITの3つのトレーニング要素でメニューを構成

「昨年7月より、セントラルスポーツ各店舗で実施していたH.I.I.Tトレーニング系レッスンを「X-FIT」シリーズとして統合し、「極」、「CLIMB DASH」、「6PACK」、「JUMP ROPE」、「PHYSIQUE」、「AQUA」、「FAT BURN」、「SAND WEIGHT」の8種類のレッスンを提供してきました。高強度トレーニングを部活動のような雰囲気で、みんなで励ましあいながら乗り越えていく、一種の達成感を感じることが出来ると会員様からも好評を得ております」

s_IMG_0384各心拍ゾーンが把握できる「Palse心拍数表」

「「Pulse Series(パルスシリーズ)」では「X-FIT」シリーズのトレーニング中、専用モニターにリアルタイムの心拍数を表示するため、最適な心拍ゾーンを目指してトレーニング強度を調整することが出来ます。例えば、瞬発力向上が目的であれば最大心拍数に対する負荷が90~100%の『レッドゾーン』、運動不足の解消、体力回復を目指すのであれば最大心拍数に対する負荷が50~60%の『グレーゾーン』など、色で識別されたゾーンを見て、自分の心拍状態を確認し、トレーニング強度を調整していきます。これにより、プログラム参加者それぞれが運動効果を実感しやすくなるのはもろんのこと、これまでX-FITのような高強度プログラムを敬遠していた高齢の会員様にも、安心してご参加いただけるようになりました」と平山氏は語る。

IMG_1637プログラム終了後、笑顔でプログラムについて話をする会員様

実際に参加されたお客さまはどのように感じたのだろうか?体験会に参加した会員の方にお話を聞いた。

「もうすぐ80歳になるので、動けるうちに足腰を鍛えておかなければと思って、体験会に参加しました。以前、ダンス系のスタジオプログラムに参加したのですが、途中から振り付けについていけなくて、結局継続できなかった。今回のプログラムは最低限の動きを覚えるだけでとても簡単でした。また、モニターの色を確認し、『青のときはもっと頑張ろう、オレンジになったらちょっと休憩しよう』と自分で運動強度を変えることが出来るので非常にやりやすかったです。今後も参加したいと思います」と笑顔で話しをしてくれた。

昨今、多くのクラブで導入が進むH.I.I.T(高強度インターバルトレーニング)。一方、ヘルス&フィットネス分野のプロフェショナルがトレンドを選ぶ、ACSM(アメリカスポーツ医学会)による調査の2016年版の調査結果「Top Fitness Trends of 2016」では2015年のトップであった「H.I.I.T(高強度インターバルトレーニング)」と「自重トレーニング」の順位が逆転したことに象徴されるように、トレーニングの安全面がより重要視されるよになってきていることがうかがえる。

今回の「Pulse Series(パルスシリーズ)」のように、高強度トレーニングを実施する際の心拍数可視化がディファクトスタンダードとなる日も近いのではないだろうか。

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【企画・構成】
株式会社クラブビジネスジャパン
オンライン事業部フィットネスビジネス編集部:庄子  悟

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