フィットネスクラブの店舗責任者である、マネージャーや支配人の仕事はスタッフの育成、入退会や予算の管理、施設品質の管理など多岐に渡る。彼・彼女らはどのような道を辿り、何を目指しているのだろうか。入社のきっかけやこれまでの苦労、仕事の楽しさ、今後の目標について聞いた。マネージャーや支配人の想いを知ることは、今後のビジョンを描くうえでの参考になるだろう。
【お話を訊いた方】
株式会社fan’s
YARD南流山 店長
AYUMIさん
1986年兵庫県生まれ。関西大学商学部卒。スポーツ量販店の事務職を経験後、2018年3月fan’s入社しYARD亀戸店配属。2018年10月に店長に昇進、2019年8月より現職。店長兼インストラクターとして奮闘中。
新卒で入社した量販店の事務職として働いていたAYUMIさん。入社3年目、仕事のストレス解消のために運動習慣を身に付けたいと思い、趣味として通い始めたのが近所のヨガスタジオだったという。
「当初ダイエット目的で通い始めたのが、徐々にヨガの本質を学びたいという想いに変わり、30歳の時に仕事を辞めてヨガの資格を取得したことが、この業界に足を踏み入れたきっかけでした。資格取得後すぐにヨガで働きたいという気持ちはなかったものの、将来ヨガを仕事にしたいという想いで、求人を探していたのを覚えています」
常温ヨガ・ピラティス専門スタジオとして東京・千葉に店舗を構えるYARD。AYUMIさんは5店舗目となる南流山店の店長兼インストラクターとして、日々の運営管理やレッスン担当を行っている。
「fan‘sに入社を決めた理由は、働きやすい環境づくりとインストラクターという職に誇りをもてる専門スキルを習得できるよう、積極的に様々な就労環境整備に取り組んでいたからです。ヨガの指導未経験で入社しても、安心してステップを踏み、成長できる環境が整っていると感じました。入社後は、常に早いスピードで努力をかたちにしてくれる、認めて成長を後押ししてくれるバックアップ体制があると実感しています。いま店長として活躍できているのも、常に学びを深められる研修の場と交流を深める社内定期ミーティングのお陰で、他社にはないfan‘sだけの魅力だと考えます」
日々の運営ばかりに気を取られがちなスタジオ運営のなかでも、特に大切にしているのがスキルアップ研修。社内では学びたい内容をヒヤリングしたうえで、社員が無料で受講できるような育成体制が整っている。また、店舗間でのコミュニケーション活性化や情報共有を図るために社内SNSを積極的に活用し、素早いアクションへと繋げている。
「未経験からフィットネス業界に入り、経験とともに不安が自信に変わっているのを日々感じています。指導し始めた頃は毎日不安でいっぱいでしたが、今では自分のレッスンを通じてお客さまが身体や心の変化を喜んでくれることを、何よりも嬉しく感じています。店長として、インストラクターとしてこれからも常に学び続ける姿勢を大切にし、正しい知識をもとにスタッフやお客さまに還元していきたいです」
「さまざまな仕事がある中で就職先を選ぶときに、給与や待遇、福利厚生などを見てしまいがちになると思います。皆さんが優先した条件はそれぞれ大切だと思いますが、一番大事なの は「自分が本当にやりたいこと」に気付き、向き合うことです。 やってみたいなぁと思っていることに、妥協せず挑戦する！ 素直に自分と向き合って、やりたいと思ったことを肯定して、前向 きにチャレンジしてほしいです」
