フィットネスクラブの店舗責任者である、マネージャーや支配人の仕事はスタッフの育成、入退会や予算の管理、施設品質の管理など多岐に渡る。彼・彼女らはどのような道を辿り、何を目指しているのだろうか。入社のきっかけやこれまでの苦労、仕事の楽しさ、今後の目標について聞いた。マネージャーや支配人の想いを知ることは、今後のビジョンを描くうえでの参考になるだろう。
【お話を訊いた方】
株式会社ジュン
NERGY 新宿Flags
active life style事業部 ショップディレクター
秋山 綾香さん
1988 年茨城県生まれ。学校法人八文字学園水戸ビューティーカレッジ総合ビューティー学科卒。2016年株式会社ジュン入社後、1ヶ月で店長に昇進。2019年より店長兼ショップディレクターとしてNERGY 新宿
Flags店を統括。
美容の専門学校に2年間通い、メイクやファッションなど、キラキラとした世界に憧れていた秋山綾香さん。学生時代、地元の茨城から都内へ、遊びや買い物に出掛けるなかで、ショップの販売員に興味を抱きはじめた。実際に社会に出て販売員として働き始め、「自分たちで何かをつくりあげていく」ことに常に魅力を感じながら仕事をしていた秋山さんは、ジュングループに出逢い、「YouareCulture」というビジョンや会社の考え方に強く惹かれ、入社を決めた。元々販売員の経験はあったものの、持ちまえの向上心とお客さまに寄り添う接遇が人気を集め、入社1ヶ月で店長に昇任。入社4年目の今では、店長とSD（ショップディレクター）を兼務している。そんな秋山さんは、仕事をするうえで必ず意識していることがある。
「常に、誰かのために何かをしたいと考えて仕事をしています。お客さまやスタッフ、上司に対しても常に思いやりを持って、相手の価値観や考えを尊重することを大事にしています。それはスタッフを教育するときも同じで、まずそれぞれのスタッフに働いている理由や目的、将来どうなりたいかを聞いて、その個人に合わせた伝え方で動機づけや指導をしています」
実際の仕事内容には、接客やディスプレイだけでなく、NERGYならではの業務や制度もある。
「入社2～3年目には、新卒やアルバイトを指導するお姉さん的な役割が与えられます。そのため、人材教育やお店づくりを全員で行います。それ以外にも、予算や売り上げの定期的な進捗報告や、お客さまが欲しいと思っている商品をすぐに取り出せるように、ニーズに沿った在庫管理も意識しています。また最近インストラクターが、社員兼アンバサダーとして仕事をするという制度ができました。NERGYに来るお客さまは、実際にスポーツを楽しんでいる方が比較的多く、リピーターにもなりやすいです。スタッフのほとんども、スポーツやフィットネスの経験者で、そのような人たちがインストラクターになって、アンバサダー兼社員として活動してくれれば、接客の幅も広がりNERGYをもっとたくさんの人に知ってもらえると思います」
「今後の目標は、NERGYを、学生からお年寄りまで、幅広い方に長く使っていただけるブランドにしていくことです。フィットネスやスポーツと健康はとても近いものです。NERGYというブランドを通して誰かがスポーツを始めて健康になる、そんな未来を目指したいです。そのためにも、NERGYの認知をもっと広げて、『フィットネス・スポーツウエアといえばNERGY』とたくさんの方に言ってもらえるように、日々頑張りたいです」
お客さまに真摯に向き合い、秋山さんは目標に取り組んでいく。
「今、就職活動されている皆さんはキャリアとライフプランの両立を意識される方も多いと思います。当社はスタッフに長く働いてほしいという理由から、若手にもキャリアステップのチャンスが溢れています。社歴に左右されない人事評価体制と、女性に嬉しい福利厚生が充実しており、産休・育休後の復帰率も90%を超えています。女性が働きやすい環境を整えるため、昨年3月には託児所（モエギハウス）を本社近くにオープンしました。どんな会社で働きたいかの他に将来どんなことを成し遂げたいかをライフプランを通して今一度考えてみてください」
