2018年7月の日比谷シャンテや、小型店舗の開発など様々な方向から「メガロス」ブランドの再構築に取り組んでいる野村不動産ライフ&スポーツ株式会社は、1号店となる「メガロス草加」を’18年5月15日にリニューアルオープンした。
イメージ向上や、地域健康の取り組みとしてリニューアルを今後進めていく第一弾となる。
施設は埼玉県草加市、駅徒歩5分の立地にあり、5階建てからなる大型施設だ。
メガロス創業地としてオープンして24年が経ち、リニューアルを行った。
草加駅周辺の人口比率の変化による顧客層の変化と、他社総合スポーツクラブや
小型施設の増加といった競合の進出などの環境変化への対応という意味合いが大きい。
リニューアルにあたり、40~50代のお客さまに向けた、「The Comfort~贅沢な余韻を楽しむフィットネス&スパ~」をコンセプトとし、「過ごしやすさ」を創り出すということにした。
また、マーケットだけでなく、既存顧客にアンケート調査を事前に行い、要望の多かったスパゾーンの改修も行った。
「過ごしやすさ」をテーマにした内装は高級感のあるマホガニーカラーを基調に落ち着いた雰囲気となっており、
フロントエリアから奥に広がるワンフロアのフィットネスエリアを、さらに広々と見せることに成功している。
快適さの確保に、通路の幅だけでなく、フィットネスエリア内のマシンの間隔も充分に
取っている。混み合う時間帯にも過ごしやすいようにするための配慮だ。
施設内のライティングもこだわり、LED照明を導入し、朝と夜の客層にあわせた
ライティングの調整も行っている。
リニューアルで新たに導入した設備として、スパ・ロッカー前に設けた
「コミュニケーションスペース」がある、このスペースはメインターゲットである40~50代に
配慮したものだ。
サブターゲットの20~30代に向けては、“暗闇プログラム”が行えるスタジオ、
ライティングシステムを導入した。
集客状況は良好でリニューアル前の前年同月に比べ入会は30%増加があった。
狙い通り40~50代の入会が多く、サブターゲットとした20~30代も誘致に成功している。
さらなる施策として、8月1日よりジムは24時間ジムに業態を変更する予定だ。
また10月から、新プロクラムの導入を予定しており、顧客に常に新しい刺激がある状態を維持していく。
同社の方針として、メガロスの創業地として、同店を皮切りに、リニューアルを進めていく。
こうした取り組みを活かし大型店舗のリニューアルを成功に導くとしている。
充実した施設やサービスで、お客さまの満足と感動を喜びにかえられるような運営を
これからも継続していく方針だ。
(フィットネスビジネス編集部)
※この記事はフィットネスビジネス97号掲載記事を一部編集したライト版です。