だから私たちフィットネス業界に就職しました!
フィットネスクラブの現場で活躍する若手社員がこの業界を選んだ理由とは?業界を代表する企業の先輩社員に、入社してからの仕事の流れや働きがいを訊いた。
【お話を訊いた方】
トータル・ワークアウト プレミアムマネジメント株式会社
トータル・ワークアウト六本木ヒルズ
伊東 佑季さん
1992年東京都生まれ。駒澤大学経済学部卒。小学校2年生から大学まで空手を続ける。2015年2月早期入社、4月には現場デビューした。
身体を動かすことが大好きで、小学校2年生から大学まで続けた空手では、高校3年生のときにはインターハイで優勝、大学2年生のときにはナショナルチームの日本代表に選出されました。社会人になるにあたり、好きなことを仕事にしたいと考えたときに浮かんだのがトレーナーでした。ナショナルチームに所属していたときにも多くのトレーナーの方がついて、技術指導から栄養管理、フィジカル面のサポートなどを行ってくれて「影から人をサポートする職業もいいな」と感じていたためです。学生時代は自分が日本一、世界一になることを目指して努力してきましたが、卒業後は人のために努力していきたいという思いもありました。この仕事は、例えば「身体を変えたい」というお客さまの目標が、そのまま私の目標となります。要するに、目標達成は、お客さまと私、2人の目標が達成されることになり、これまでの倍の喜びを得られるようになる、この点も大きな魅力でした。
就職活動では様々な企業について調べましたが、実際に応募したのはトータル・ワークアウトだけです。募集要項に書かれていた“日本一を目指すジム”という企業理念に直観的に「ここだ」と感じました。「先輩の声」を読んでみると、「研修時にはトレーニングをみっちり行う」「簡単ではない」「厳しい部分もある」などとストレートな意見が書かれていたことも、私にはさらなる魅力でした。空手の経験からも、中途半端ではなく本気で努力するからこそ大きな喜びを得られることや、自分が成長できることを知っていたからです。経済学部出身で専門的な運動知識を学んだ経験はありませんでしたが、研修では解剖学などいちから丁寧に教えてくれますし、当社にはブラザー制度といって、2~3人の新人に対して同じく2~3人の入社年数の異なる先輩がつき、指導をしてくれる制度があります。ときには話やすい入社2年目の先輩に相談に乗ってもらい、また別のときにはさらに上の先輩からアドバイスをもらったりなど、キャリアの異なる先輩に見守ってもらえることは、とても学びやすかったです。また、当社は常に最先端のフィットネスを提供することに努めているので、フィットネス最先端のアメリカにも代表の池澤智が定期的に足を運んでツールや情報を入手し、私たちに共有してくれます。そうして新しい知識を身に付けられる環境も、とても刺激的です。
当社のお客さまには会社のリーダーとして活躍する方やアスリートなども多くいます。当初はそのような方とのコミュニケーションに難しさを感じましたが、経験とともに不安も解消されていきました。今ではお客さまから「ありがとう」というお言葉もいただけるようになり、なかでも「身体だけでなく日常生活がラクになった。あなたのおかげだよ」というお言葉をいただけたときには、大きなやりがいを感じました。今年で入社6年目を迎えるので、これからは後輩の育成にも力を入れていきたいと思います。また、新しく導入されるグループレッスンの指導にも挑戦してみたいですね。たくさんの方が参加してくれるような人気トレーナーになりたいです。その先には、管理職という大きな目標も見据えています。