都心に位置し、最先端のトレーニングを提供するティップ.クロス TOKYO 新宿。同店では、2012年のオープン当初からTRX Training Japanが提供するTRXサスペンショントレーニングを導入していた。当時は業務用スティールでできた三角型構造の「Sフレーム」タイプであったが、オープンから約5年の時を経た今年3月、TRXスタジオラインへと切り替えた。
TRXスタジオラインは施設に適合するファンクショナルトレーニングゾーンを形成できるもの。
導入の理由は、Sフレームを活用して幅広いレッスンを行っていくうち、より高い安全性および汎用性を求めるようになったためだ。導入に際して競合他社の製品も検討したが、「限られたスペースをフルに活用できるサイズで、かつ拡張性の高さも兼ね備えている」という観点から比較検討した結果、群を抜いていたのがTRXスタジオラインだった。
「SフレームのときはTRXサスペンションのみ使用していたのですが、TRXスタジオラインはよりしっかりしたフレームのため、吊り輪やロープなどもぶらさげられるなど、幅広いメニューで活用できます」(小林氏)
ティップ.クロスTOKYO新宿には30人近くものパーソナルトレーナーが在籍しており、利用者一人ひとりのニーズに沿ったトレーニングを提供できるのが大きな特長だが、TRXスタジオラインおよびTRXファンクショナルトレーニングツールの導入によって、その特長がさらに顕著になった。
同店ではグループレッスンの一部にも、TRXスタジオラインを活かしたメニューを組み込んでいる。例えば、吊り輪状の「デュオトレーナー」、筋力トレーニングとカーディオトレーニングを同時に行うことができる「ケトルベル」「プライオボックス」(ジャンプボックス)などをローテーションで回るトレーニングもそうだ。
ローテーションスタイルなら、コンパクトなスペースでもグループレッスンが可能なうえ、1レッスンで様々な部位を強化することができるため、お客さまにとってはやりがいが大きい。なお、TRXスタジオラインはこういった様々なツールを整理できる収納機能も兼ね備えている。
今回のTRXスタジオラインの導入は、トレーナー陣にも大きなメリットをもたらした。小林氏はその理由を次のように明かす。
「TRXスタジオラインを使うことで、それぞれのトレーナーがもっている知識をいろいろなかたちで表現できるようになりました」利用者の身体づくりをサポートするなかで、「こんなメニューを取り入れればより着実に筋肉をつくれる」と思いついた時点で、それを実践に移すことができるようになったわけだ。
「当店は新宿という立地もあってか、見た目にも気を遣い、ボディメイクに励むお客さまが多いのです。だからパーソナルトレーナーの需要がすごく高い。こちらとしてもそのニーズに応えられるよう、お客さまに高い満足感を得てもらえるメニューをどんどん提供していきたいと考えています」
そう語る通り、同店はこれまでにもより魅力的なプログラムや製品をいち早く取り入れてきており、フロアに人工芝を取り入れた「はしり」としてもよく知られている。もちろん、パイオニアとなれば、それに続く競合も出てくる。
しかし、「取り入れる製品や形態は真似されても、中身は追い付かれないようにする」(小林氏)ことが重要と考えている。同店では、TRXスタジオラインを活用したメニューに関しても、さまざまな展開を用意しているとのこと。今後もますます目が離せない。