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2018.05.25 金

HitItem 「グループエクササイズの世界的潮流」『月刊NEXT』 編集長 岩井智子

特集

2017年末にACSMが発表した「ACSMワールドサーベイ フィットネストレンド2018」(表1)によると、グループトレーニングがトレンドとして世界的に注目を集めている。グループトレーニングは、本調査が開始された’07年から11年にわたりトップ20にランキングされることがなかったものの、’17年に6位、’18年には2位と、注目度が高まっている(ACSMでは5人以上のグループを1人のインストラクターが指導するクラスと定義している)。

トレンドとして注目が集まる要因は、クロスフィットやオレンジセオリーなど、HIIT系マイクロジムやブティックスタジオの急増により、総合クラブでも同様のグループプログラムの導入が進んでいることが挙げられる。さらに近年、ブティックスタジオでも複数のエクササイズ種目や、フュージョンプログラムを提供するところが増えてきており、過去にトレンドとして注目されたブートキャンプやボクシング、サイクリング、ロウイング、ヨガ、ピラティス、コアトレーニングなどの要素との相乗効果で高い集客力につなげている。

世界的潮流1. フュージョン化
注目ギア・プログラムの複合やプログラムのフュージョン化で、相乗的に人気が高まる

世界的潮流2. プレコリオの進化
プレコリオプログラムとシグネチャープログラムで高品質なプログラムが多様化

世界的潮流3. クラブ内ブティック
総合クラブもグループプログラムをブティック化してマーケティング

世界的潮流4. ハイブリッドトレーナー
パーソナル指導出身のグループ指導者が増え、グループでもパーソナルな価値を提供

世界的潮流5. ICT の活用
ICT の進化で、新たな演出と動機付けが可能に

本サーベイの結果と、本誌主催の海外コンベンションや欧米のクラブビジネス視察研修ツアーで見られた動向をもとに、

グループエクササイズの注目トレンドを世界的視野で5つにまとめるとこのような潮流が伺える。

(『月刊NEXT』 編集長 岩井智子)

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