こんにちは、アンダーザライトヨガスクールで、ヨガの解剖学&運動学の講座(AKIC)を担当している中村尚人です。
今回のテーマは「サッカー×ヨガ」についてです。
2014年のサッカーワールドカップで優勝したドイツ代表がヨガをトレーニングに取り入れていたのは有名ですね。
また、元ウェールズ代表のライアン・ギグス氏もDVDを出すほどヨガを絶賛しています。サッカーは蹴るときの瞬発力、ピッチを走りまわる持久力そして、怪我をしないための柔軟性が必要です。また、冷静にゲームの流れを把握するための客観視する能力が必要です。ヨガではこの中で、柔軟性と持久力そして何より客観視する能力が高まります。サッカーはエネルギッシュな反面、その冷静さが鍵のような気がします。ギグスもそうですが、元日本代表の中田や遠藤、中村のようにMF(ミッドフィルダー)は特に冷静さと現場を把握する能力が高いように思います。
ヨガのアーサナは体を鍛えるだけでなく、循環を良くして疲労物質を除去してくれる働きもあるのでクールダウンや試合後のリカバリーにもオススメです。瞬発系で張ってしまった筋肉を動きとともに適度に伸ばしてくれます。サッカーで起こりやすい障害として、肉離れや半月板損傷に関しても、股関節の柔軟性が高いと予防できます。また、筋肉を求心的に使うだけでなく、伸ばしながら遠心的に使うことで、サッカー動作の中での筋肉の多様な状況にも対応させてくれます。
2018年もヨガがチームを優勝に導いてくれるのかもしれません。
次回は「野球×ヨガ」について解説します。お楽しみに。
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>>>Write by Naoto Nakamura
中村 尚人
理学療法士、ヨガインストラクター。代々木のアンダーザライトヨガスクールにてヨガの解剖学&運動学講座(AKIC)の講師を務める。ヨガフェスタでは2008年より毎年招聘されている。フィットネスセッション、JAFA主催フォーラム、イベントをはじめ、各種イベントでも講座を担当。また、自身のスタジオ「TAKT EIGHT」を八王子にて主宰。
>アンダーザライトヨガスクール http://www.underthelight.jp
>TAKT EIGHT http://www.takt8.com/