こんにちは、アンダーザライトヨガスクールで、ヨガの解剖学&運動学の講座(AKIC)を担当している中村尚人です。今後、「スポーツ×ヨガの可能性」に連載を行っていきます。
スポーツ選手でトレーニングにヨガを取り入れている方が多いのをご存知ですか?最近では、2014年ワールドカップでサッカードイツ代表の監督がヨガを導入していたのが注目されました。野球のイチロー氏も愛好家ですね。
ヨガはポーズだけでなく、呼吸法、瞑想法を含めて包括的に心と体を整えます。スポーツではフィジカルだけでなくプレッシャーに押し潰されない精神力や、試合での集中力も大切な要素です。特に一流選手までなるとフィジカルではほとんど差がなく、精神力や集中力の差が試合の結果に反映されているようにも見えます。
もちろん、プロ選手でなくても長くスポーツを愛好していくために、怪我のしにくい柔軟な体と高い集中力のためにヨガは最適と言えます。
またヨガと一言でいっても、エクササイズ要素の強いものからリラックス要素の強いものまで、また体よりも心に焦点を当てた瞑想的なものまで様々なスタイルがあります。ご自身の目的によって選ぶことができるのも、裾野の広いヨガのいいところです。
また大きな利点はマット一枚敷ける広さがあればあとは自分の体のみでできるところ。自宅でも、遠征先でも、ましてや外でもできます。自分の体と心と向き合う方法をマスターすれば、皆さんのスポーツ人生も一味違うものになるかもしれません。
次回から、解剖学、運動学的な見地からスポーツとヨガの関係について解説していきます。
>>>Write by Naoto Nakamura
中村 尚人
理学療法士、ヨガインストラクター。代々木のアンダーザライトヨガスクールにてヨガの解剖学&運動学講座(AKIC)の講師を務める。ヨガフェスタでは2008年より毎年招聘されている。フィットネスセッション、JAFA主催フォーラム、イベントをはじめ、各種イベントでも講座を担当。また、自身のスタジオ「TAKT EIGHT」を八王子にて主宰。
>アンダーザライトヨガスクール http://www.underthelight.jp
>TAKT EIGHT http://www.takt8.com/