次世代トレーナーのロールモデルとなるマイクロジムオーナーをフェイスブック「スタジオ経営者コミュニティ」からシリーズでご紹介します。岐阜県大垣市でマイクロジム店舗を運営する「からだ改善トレーニングジム アルアス」藤原一也さんにお話しをおうかがいしました。
Q1. 開業するまでのトレーナーのキャリアは？
東京の体育系専門学校を卒業後、岐阜県のスポーツクラブに入社。フィットネスチーフを歴任しエアロビクスインストラクターとして独立し、現在に至る。その間、中高年の健康維持向上のための教室を積極的に担当しつつ運動生理学や機能解剖学・機能改善に関する資格を取得し、セミナー・パーソナルトレーニングを定期的に受講しスキルを向上させ続けている。
Q2. 開業したきっかけを教えてください
独立当初から中高年者に向け「手軽」「効果的」「即効性」を重視した指導を展開してきましたが、それらを全て兼ね備えたマシン「鍛錬」との出会いが、開業を加速させました。
Q3.この立地にした理由を教えてください
北に100メートルで主要国道21号があり、それに交わる大通り沿いの信号のある交差点のため。近隣には銀行や飲食店・コンビニなどがあり人が集まりやすいと考えました。コリ痛み改善目的の20代から80代までで、50歳代以上がほとんどを占めます。
Q4.集客方法と継続して通ってもらうための工夫は？
これまでSNS、フリーペーパー、ポスティング、新聞折込を駆使して集客しましたが、一番効果的だったのは新聞折込でした。
オープンから５ヶ月で退会者合計数は４名と少なく、ここは自慢できます。思いやりと気遣いを念頭に、しつこくなくあっさりしない絶妙な接客の賜物でしょうか（笑）身体のお悩みに関しての的確なアドバイス、確かな効果が出ている証拠だと自負しております。
Q5.やりがいを感じること、嬉しい事は何ですか？
お客様の「肩こりが治った」「膝が調子が良い」「姿勢が良くなってきた」など、効果を実感している旨の反応をお聞きすることが、何より幸せです。「お陰様で」の一言が嬉しいですね。
Q6.開業して苦労したこと、これまでの失敗談を教えてください
今もですが「集客」です。開業前に期待していたお客様の反応と違っていたり、こんなはずじゃなかったということが多々ありました。不動産会社らともっとしっかり運営の決め事について話し合っていけば良かったと後悔しています。
Q8.今後のビジョン、これからやりたいことは何ですか？
先ずはこのジムをしっかりと軌道に乗せて、大垣の方の「かかりつけジム」としての立場を確立する。そして信頼できる後輩を育て、地元瑞穂市へ二店舗目を設立したいです。その後は岐阜市内へ三店舗目も考えております。また自社以外への鍛錬マシンの導入コンサルティングも行いたいです。
【施設概要】からだ改善トレーニングジム アルアス
※ピンチインで拡大可（スマートフォンの場合）
“スタジオオーナー佐藤健司さんからこれから開業したい人へのメッセージ”
専門力はもちろんですがビジネス感覚やビジネススキルを磨く努力と仕組みを取り入れるといいでしょう。私は考える時間確保のために午前中は現場仕事を入れていません。また開業時に受けられる創業支援の公的助成金等も調べて活用するといいと思います。
“スタジオ経営者コミュニティ主宰 取材後記”
グループでの運動指導を得意としていたが鍛錬マシンに出会ったことで衝撃を受けジムを持つことになった藤原さん。そんな藤原さんには地域に根差した「健康発信基地」を増やしていって欲しいです。
【記事出典】
月刊NEXT 2019/February 取材記事 No.143
プロフィール：高橋 順彦
株式会社nano代表取締役。パーソナルトレーニングスタジオ ナノ代表。毎月、自身のスタジオで運動指導者向けの『名古屋トレーナー勉強会』を開催。NEXTトレーナー・オブ・ザ・イヤー最優秀賞受賞。
