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2019.07.25 木

ゴールデンエイジの子どもに運動能力の土台をつくる ゴールデンキッズ 学校法人 五大 

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5~12歳のゴールデンエイジ期に、その後の身体能力を高めるための土台づくりを行っているゴールデンキッズ。同プログラムの特徴と、実際に導入しているアイレクスNEO豊川(以下、NEO豊川)の事例について紹介する。

ゴールデンキッズ事業部 部長 高島友幸氏(左)

アイレクススポーツライフ株式会社 アイレクスNEO豊川 加藤宏基氏(右)

運動能力の土台ができるプログラム礼儀・マナー教育も徹底

ゴールデンキッズは、5〜12歳のゴールデンエイジ期に、様々なスポーツに対応しやすい総合的な運動能力の土台づくりを行うことを目的にプログラミングされたスクールだ。昔は遊びで身に付いていた運動能力を、現代の子どもたちにより効率的かつ効果的に高めていく機会を創出している。

レッスンは50分間で、すべての基本となる走力を高める神経系プログラム、身体コントロールの能力を高める球技系プログラム、リズム感と模倣能力を養うダンス系プログラムの3つに昔遊びの要素も入れて構成している。運動能力を高めるだけでなく、心もバランスよく高めていくことを目指しており、レッスンの中では、挨拶、聞く姿勢、指示行動、機敏な動作などの重要性も徹底して伝えている。

また、5〜12歳の子どもが同じクラスに通うことで、思いやりを育むことも目的としている。

満足度高く、重複受講も促進 アイレクスNEO豊川の事例

NEO豊川は、アイレクススポーツライフ株式会社のジュニアスクール1号店である。2015年にジュニア単独店として移転新設した際、もともと展開していたスイミング、体育、英会話などに加える目玉コンテンツとしてゴールデンキッズを導入した。

「ゴールデンエイジに適切な指導の下運動することで、運動神経の発達を促すという点に興味をもちました。また、社会に出てから必要な礼儀・マナー教育もしっかり学ばせるという理念に共感しました」(加藤氏)

当初、もともと展開していた「体育」と差別化できるかどうか懸念していたが、体育は跳び箱やマット運動など技術の向上を目的としているのに比べ、ゴールデンキッズは総合的な運動能力の土台づくりということを伝えたところ、保護者も理解し、棲み分けができているという。

16m×10mほどのスタジオで定員16名、週に10クラス展開している。充足率は全体で7〜8割で、6〜9歳がメイン層となっている。ほかのスクールと比べて、運動が苦手な子どもが通うケースも多く、継続してある程度上達するとほかのスクールと掛け持ちすることもあるという。3ヶ月に1回測定会があるほか、NEO豊川では年2回ほど競技場を借りてイベントを行うなどしてモチベーションを高めている。

通っている子どもや保護者からは「足が速くなった」「運動会で活躍できた」「何事にも挑戦するようになった」「自信がつき、明るくなった」などの評価を得ている。また、他のスポーツ系スクールと併用すると、そのスポーツが上達することで効果がわかる。

スクールゴールデンキッズは1クラスにメインコーチとサブコーチ2人で行う。フランチャイズ店のスタッフは6日間の導入研修を受け、導入研修を受けたスタッフは自社のスタッフに研修を行うことができる。12週で1サイクルとしており、毎週のレッスン内容については、本部から送られてくる説明動画を使って共有している。また、半年に1回程度本部研修に参加できるほか、直営店のレッスンに自由に参加してスキルを高めることができる。

現在、ゴールデンキッズを展開しているのは、直営店を含め12店舗で、FC店舗を展開する際にも一定商圏内には出店しないとしている。幼少期の運動が大事であることは知られ始めているが、総合的に運動能力を高めることができるスクールはまだ多くない。

ゴールデンキッズを導入することで、クラブの他スクールにも好影響を与えるのではないだろうか。

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