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【ICT×フィットネス 海外事例 vol.2】テクノロジーは”脅威”か”チャンス”か?

2016.07.19 火 テクノロジー

サンフランシスコに拠点を置くチェーンクラブ、「アクティブ・スポーツクラブ」の副社長、マイク・リュッカー氏(以下、リュッカー氏)は、「私も、ウェアラブルを敵と見なしていたときがありました」と語る。しかしながら、会員への調査や実験を行った結果、彼は、これらのデバイスはクラブ市場を侵食するものではないと結論付けた。

なぜなら、さまざまな理由でクラブに入会したくない人々が、クラブに行く代わりとして利用していたり、会員にとってはクラブでのエクササイズを補完するためのものとして利用されていることがわかったからである。今日では、多くの業界オペレーターが、テクノロジーを脅威としてではなく、むしろチャンスと見始めている。

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「人々のフィットネスへの関心が高まるものならば、何であっても私たちにとってはよいものだ」と、「デソート・ アスレチッククラブ」の社長、ロバート・クリーチ氏(以下、クリーチ氏)も述べ、次のように続ける。 「ウェアラブル機器は、今までクラブに通ったことがない方にとって、エクササイズを始めるよいきっかけになります。そして、エクササイズを始めてみたらもっといろいろやりたくなって、クラブに入会してくれるかもしれません。ウェアラブルはエクササイズに気軽に触れる第一歩として有効なのです」

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