次世代トレーナーのロールモデルとなるマイクロジムオーナーをフェイスブック「スタジオ経営者コミュニティ」からシリーズでご紹介します!茨城県水戸市でマイクロジム店舗を運営する「水戸パーソナルフィットネス・スタジオK」古徳 大輔さんにお話しをおうかがいしました。
Q1. 開業したきっかけは何ですか?
漠然とですが、食と運動を提供できたら面白いと考えてはいましたが、開業を決めたのは、以前仕事でお世話になっていた方が病気で亡くなったことがきっかけでした。その方と年齢が近い両親には末長く健康でいてほしいという想いが強くなり、名古屋から茨城に戻って、親だけでなく人の健康に役立てることがしたいと思い開業しました。
Q2.この立地に決めた理由はなんですか?
駅前で分かりやすい場所だったことと、自宅も親の会社も近く、物件のオーナーが知り合いだったため家賃をお値打ち価格にしてもらったから。
Q3.主なお客さま層を教えてください
会員の半分以上は運動初心者で、大勢の中よりも、一人でじっくり運動をしたいような方が多いです。女性は事務職の方が多く、男性は会社経営の方、プロスポーツ選手が通っていらっしゃいます。
Q4.やりがいを感じること、うれしいことは何ですか?
人の健康に役に立てていることにやりがいを感じます。「ベンチプレスで〇kg上がっ た」「体重が〇kg減った」ということも一つの成果ですが、「階段の昇り降りが楽になった」「腰痛がなくなって日常生活を快適に送れるようになった」など、数字に出ない成果が出て喜んでいただけることが嬉しいです。
Q5.今後のビジョン、これからやりたいことはなんですか?
トレーナーでパーソナルレッスンに興味を持っている方に、活動場所の一つとしてスタジオを提供していきたいと思っています。現在はピラティスの先生を呼んで、セミパーソナルレッスンを定期的に行っています。また、関東のトレーナーのつながりを作り、水戸を中心とした勉強会も開催したいです。そういった取り組みを通 じて東京以外の地方にこそパーソナルトレーニングを広めたいです。また格闘家の方に適切な運動を広めることもしていきたいです。
Q6.開業して苦労したこと、失敗談を教えてください
東日本大震災から1ヶ月後のオープンということもあって、開業から1年ほど不安定な運営が続きましたが、競合がいないことはリサーチ済みでしたので、パーソナルジムの需要は増えると確信していました。失敗というほどのことではありませんが、スタジオのスペースはもう少し広めでも良かったと思っています。
Q7.主な集客方法を教えてください
入会経路は、初めの頃は生活情報誌の広告から6割、紹介で3割、ホームページから1割でしたが、現在はほとんどがHPからです。継続して通っていただけるように、お客様がお仕事の都合や体調不良でお休みが続いたときには電話やメールでフォローしています。1年以上継続されている方には記念日にプレゼントを贈っています。一番大切にしていることは、お客様とのコミュニケーションです。トレーニングの休憩中にはお客様の興味のありそうな話題を出したり、お仕事やプライベートの話もします。
【施設概要】 水戸パーソナルフィットネス・スタジオK
※ピンチインで拡大可(スマートフォンの場合)
「水戸パーソナルフィットネス・スタジオK」に導入されているトレーニングツールはコレ!
【パワーブロック】
■製品内容:パワーブロック アドバンスタイプSP5.0
■販売価格:59,000円(税別)
■購入はこちらから フィットネス市場
【SPRI:エクサチューブパッケージ】
■製品内容:SPRI:エクサチューブパッケージ(インストラクションカード付き)
■販売価格:3,200円(税別)
■購入はこちらから フィットネス市場
【フレックスクッション】
■製品内容:フレックスクッション
■販売価格:9,800円(税別)
■購入はこちらから フィットネス市場
【エアレックス バランスパッド・エリート】
■製品内容:エアレックス バランスパッド・エリート(ブルー)
■販売価格:12,600円(税別)
■購入はこちらから フィットネス市場
“スタジオオーナー古徳 大輔さんからこれから開業したい人へのメッセージ”
“まず、いつまでに開業するのかを決め、しっかりとし た資金計画を立てることが大切です。そしてどんなスタジオを作りたいのか、どんなトレーナーになりたいのか、「方向性」と「強み」を明確にすることで、今やるべきことが見えてくるはずです。資格をとることや、現場で経験を積むこと、セミナーに参加し勉強することも大切ですが、限られた時間とお金を無駄にしないように必要なものはしっかりと見極めていきましょう。迷った時は、自分のイメージに近いジムを見たり、活躍している先輩トレーナーに会いに行きアドバイスをもらうのも良いでしょう”
“スタジオ経営者コミュニティ主宰 取材後記”
古徳さんの地元である茨城県水戸市というマイクロジム未開の地で、地域の 方々の支持を、着実に得てオープン2周年迎えたことは全国のトレーナーの皆さんに夢と希望を与える事実だと思います。また13歳から続けている空手にも良い影響があり、トレーナーとして学んだトレーニングや体の仕組みの知識が競技者としてのさらなる進化を後押しし、トレーナーとして学んだ「分かりやすい伝え方」を活用して、週2回行っている空手の指導でも、生徒さんから大変好評を得ているとのことです。「地方×トレーナー×自分の続けてきたもの・強み(古徳さんの場合は空手)」この3つの掛け合わせの可能性の大きさを感じます
【記事出典】
月刊NEXT 2013/August No.77
プロフィール:高橋 順彦
株式会社nano代表取締役。パーソナルトレーニングスタジオ ナノ代表。毎月、自身のスタジオで運動指導者向けの『名古屋トレーナー勉強会』を開催。NEXTトレーナー・オブ・ザ・イヤー最優秀賞受賞。