次世代トレーナーのロールモデルとなるマイクロジムオーナーをフェイスブック「スタジオ経営者コミュニティ」からシリーズでご紹介します!北海道札幌市でマイクロジム店舗を運営する「スタジオヒグチ」樋口敬勇さんにお話しをおうかがいしました。
Q1. 開業するまでのトレーナーとしてのキャリア
フリーインストラクターとしてスタジオグループ指導を中心に2003年まで活動後、スタジオ設立し、パーソナルトレーナーとしての活動を本格的に始めました。
Q2. 開業したきっかけは何ですか?
エアロビック競技で世界大会に出場していた真っ只中で、それまではフィットネスクラブの空き時間、公共施設などで行っていた練習場所の確保と選手や後進の育成・普及のためです。もう一つは42年生れ育った地元の「札幌市北区麻生」で運動を通して、地域貢献したかったため。
Q3.この立地に決めた理由はなんですか?
親が駐車場として使っていた土地を譲渡して頂いたので。
Q4.主なお客さま層を教えてください
幼児〜80代までいますが、主に健康維持目的の女性が多いです。
Q5.集客方法と継続して通ってもらう工夫を教えてください
ブログ、ホームページ、フリーペーパーは年に3〜4回。お客様一人ひとりとのコミュニケーションをとったり、学校の体育の授業など地域でのボランティア活動にも積極的に取り組んでいます。
Q6.やりがいを感じること、うれしいことは何ですか?
1人でも多くのお客様が来てくれ、そのお客様の喜びに貢献できることです。開業当初は自分たちのために、との意識が強かったが、今は育成によって多くの人に貢献できることが喜びに変わってきました。また最初はエアロビクス関連の繋がりのみでしたが、ピラティス、シナプソロジー等を通じて医療・介護などの方との繋がりもできてきて嬉しく思います。
Q7.開業して苦労したこと、失敗談を教えてください
自分たちの練習場所の確保はできたが、練習を辞める必要がなくなったため、集中力を欠いたこと。また集客では指導先のスポーツクラブで、多くのお客さんが来てくださっていたのに、自分のスタジオを開業してゼロから集客する事に苦労した。そんなことを経てお客さんの求めているものや将来像を考えて運動内容を提案するように変わりました。
Q8.今後のビジョン、これからやりたいことはなんですか?
これからもより多くの人たちに運動の楽しさや必要性を伝えていきたい。そして、北海道の「情報発信基地」としても、運動指導者も集まるような場所にしていきたいです。最近は育成した人の活躍できる場を創りたいとも考えるようになりました。
【施設概要】 スタジオヒグチ
※ピンチインで拡大可(スマートフォンの場合)
「スタジオヒグチ」に導入されているトレーニングツールはコレ!
【ストレッチポールEX】
■製品内容:本体、エクササイズDVD、取扱説明書、ストレッチポールBOOK、コンセプトBOOK
■販売価格:8,900円(税別)
■購入はこちらから フィットネス市場
【ソフトギムニク(SOFTGYM)】
■製品内容:ソフトギムニク(SOFTGYM)/直径26cm
■販売価格:1,200円(税別)
■購入はこちらから フィットネス市場
【フレックスクッション】
■製品内容:フレックスクッション
■販売価格:9,800円(税別)
■購入はこちらから フィットネス市場
“スタジオオーナー樋口 敬勇さんからこれから開業したい人へのメッセージ”
“大事なことは、自分の事だけを考えずに、いかに人の事を考えられるか、だと思います。すべては自分が為した事しか返ってこない、ということ。指導スキル、技術だけでなく「在り方」が大事だと思っています。人間力を磨くためにも広い世界に出てチャレンジをしていってください。時に痛い目にあうこともあるでしょうが、それも将来のための糧になります”
“スタジオ経営者コミュニティ主宰 取材後記”
13年前に奥様と共にスタジオを開業し今も北海道から情報発信をし続ける樋口さん。地元に貢献したいとの想いから、生まれ育った札幌市北区・麻生にスタジオを構え、ご当地体操である「麻生体操」の振り付けを担当したりと、地域密着の取り組みは、全国の「いつか地元の方々の健康作りに貢献したい」と考えている運動指導者の皆さんに夢と希望を与えてくれるのではないでしょうか
【記事出典】
月刊NEXT 2016/October No.115
プロフィール:高橋 順彦
株式会社nano代表取締役。パーソナルトレーニングスタジオ ナノ代表。毎月、自身のスタジオで運動指導者向けの『名古屋トレーナー勉強会』を開催。NEXTトレーナー・オブ・ザ・イヤー最優秀賞受賞。