アスリートパフォーマンス情報サイト『CNC mag』の中からスポーツパフォーマンス向上に役立つ記事をご紹介します。
運動中だけではなく、疲労回復等のアフターケアでも使用されているキネシオロジーテープ。今回は日常生活を送っている人々の大半は感じるであろう足の疲労に焦点を当てています。足は体の血液循環の大きな役割を担っており、特に脹脛は第二の心臓とも呼ばれています。ここに対してキネシオロジーテープを貼るだけで、次の日起きるとすっきり解消できます。
仕事や部活終わり等で帰宅して、「あー疲れたー!足だるいー!」ってなったことはありませんか?人間は、普段立っているだけで心臓と遠い位置にある足先からの血液やリンパ液の戻りが悪くなってしまい、疲労物質がうまく循環せず、足がだるくなったりむくんだりしてしまいます。
元々、リンパ液等で満たされた隙間が体内には存在しているのですが、痛みやコリなどが発生すると、筋肉が腫れたり固くなったりして、その隙間を押し潰してしまいます。その為、液体の循環が悪くなり、どんどん足が疲れてくるのです。この状態を改善するのには、足のある部位のケアが重要になってきます。
ふくらはぎが第二の心臓と言われていることはご存知ですか?
下半身には筋肉全体の約3分の2が存在していると言われています。「歩く」という行為は、主に下半身を動かす行為であり、言い換えれば、全身の3分の2以上の筋肉を同時に動かすという行為になります。
筋肉は心臓と同じく、血液を循環させるポンプ (Muscle Pump)の役割を果たすので、当然3分の2以上の量の筋肉がある下半身は、血液循環の大きな役割を担っています。その中でも、特に重要なポンプの役割を果たすのが第二の心臓と呼ばれる「ふくらはぎ」なのです。今回はそんな第二の心臓にアプローチしていきます。
ここで、簡単なキネシオロジーテープの貼り方をご紹介します。
キネシオロジーテープの真ん中を縦にカットして使います。アキレス腱を伸ばした状態で、足裏の踵と土腐まずの間あたりからテープを伸ばしてきて、かかとを包むように貼り始めます。
テープを片方ずつ貼っていき、ふくらはぎもこっとした部分に沿って貼っていきます。
両側のもこっとした部分に貼れれば完成。踵を上げると、少ししわが入るくらいです。
たったこれだけです。
椅子に座って行うと、一人でも簡単に貼ることができますよ!これができれば足を圧迫するマッサージ機も、着圧ソックスも必要はありません!帰宅時や運動後のクールダウンの際に一度試してみては如何でしょうか?
>>Write By TOSHIHIRO MIZUKAWA
アメリカのカルフォルニア州立大学ノースリッジ校卒業。 専門はストレングス・コンディショニング。サッカーをはじめ、多種目のスポーツ選手の怪我予防・リハビリ・トレーニング指導を行っている。トップアスリートだけでなく、老若男女、人種問わず、全ての人々を対象に幅広く活動。トレーナーの知識や技術はプロだけでなく、全ての人が受けることのできる恩恵である。怪我をしたがどうすればいいのか分からない。何のトレーニングをどう行えばいいのか分からない。どの情報を信じていいのか分からない。そんな“分からない”を失くす為、Change the Value of Sportsを信念に、株式会社CORE ‘N CODEでスポーツの浸透と普及を目標に日々精進中。STROOPS FUNCTIONAL PERFORMANCE TRAINER.
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