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2017.07.20 木

すぐに治したい!肩こりの原因と改善方法

トレーニング

日本において、病気やケガ等で自覚症状のある痛みで多いものは、女性では肩こりが1位(腰痛が2位)、男性では肩こりが2位(腰痛が1位)となっています(厚生労働省国民生活基礎調査)。国民のほとんどが人生で経験したことがあるだろう「肩こり」について、その原因と解決策を解説します。

肩こりの主な原因とは?

■筋肉の固まり、姿勢の悪化による肩こり
肩こりの原因として一番多いのは、血流が悪くなったり筋肉が同じ状態が続くことによって縮こまったり固まっていることによるものです。これを慢性的な肩こりといいます。肩だけに原因があるのではなく、頭の位置や口、首、胸、腕、背中、腰の筋肉などが関係することが多いです。

肩こりがなぜ起きるかというと、姿勢の悪さや呼吸の浅さ、運動不足、寒さや冷え、疲労の蓄積、精神的緊張などのストレス、寝不足、加齢などが考えられます。原因を一つに断定できないものがほとんどです。

■疾患(病気)が原因による肩こり
このほかにも肩こりの原因になりうるのは、病気が原因で起こるタイプです。肩周辺や首、肩甲部などの整形外科的疾患や耳鼻科・眼科・歯科・内科・婦人科などの疾患が原因で起こる場合があります。

一例としては、視力悪化、顎関節症、頚椎症、頚椎ヘルニア、五十肩、更年期障害などです。自分に合うと思った市販薬を1〜2週間使用してもまったく改善しない場合は違う原因を考え、状況によっては病院を受診されることをおすすめします。

■心因性による肩こり
肩こりにはもう一つ、心因性のものがあります。「不安による慢性的な睡眠不足」「1ヶ月以上継続し、日常生活に影響を与えるほどのストレスや精神的不安」「睡眠のリズムが長期間定まらない」などの可能性をお考えの方は、心療内科などのメンタルクリニックを受診なさることをおすすめします。

血液循環、姿勢を改善するためには?

このように、肩こりの原因はいくつかありますが、代表的なものでいえば頭や腕を支えている「僧帽筋」という筋肉が衰えてしまい、血液循環が悪くなることが挙げられます。僧帽筋にしっかりとした筋力がついていないと、頭や腕の重みによって姿勢が前かがみになりがちになります。姿勢が悪くなると、同時に肩回りの血流が滞り、老廃物も蓄積されて肩こりや痛みが出やすくなります。

そこで重要なのが姿勢改善と僧帽筋を中心とした背中周りの筋肉をしっかりと動かすこと。

次回は、具体的なトレーニング方法、肩こりが解消された事例をご紹介していきたいと思います。

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