数あるファンクショナルトレーニングの中でも、欧米を中心として世界的に浸透しているファンクショナルトレーニングプログラムが”CrossFit”です。
トレーニング内容としては基礎運動要素を10個に分け、それぞれ万遍なくトレーニングをするのが特徴で、”歩く・走る・起き上がる・拾う・持ち上げる・押す・引く・跳ぶ”など、日常生活で繰り返し行う動作をベースにしたトレー ニングにより、持久力・体力アップとともに、より動ける身体作りを行うことが出来ます。
2000年に高校の体育教師グレッグ・グラスマン氏によって開発されたトレーニングで、さまざまな種類の実用的動作(ファンクショナルムーブメント)を高い強度で行います。
トレーニングの目的を「ワークキャパシティ高める」こととし、1) 心肺機能、2) スタミナ、3) 筋力、4) 柔軟性、5) パワー、6) スピード、7) 連動性、8) 俊敏性、9) バランス、10) 正確性の10の基礎身体スキルを高める要素をバランス良く入れています。
クロスフィットのワークアウトは、ウエイトリフティング、自重筋トレ、有酸素運動の3種類を混合して行われます。たとえばバーベルを使ったウエイトリフティング、腕立て伏せなどの自重筋トレ、そして縄跳びなどの有酸素運動、これらの動作が20分のワークアウトの中にバランス良く組み込まれます。これによって、総合的な身体能力、運動能力の向上を目指していきます。
一般的なトレーングプログラムは以下の流れで実施します。ストレッチを始めてからWOD(今日のトレーニング)が終わるまでの所要時間は約60分程度、③WODについては短いもので3分程度で終わるものある。ただ、その分内容はかなりハードです。
①ストレッチとウォームアップ(技術を学ぶ)10分程度
>ストレッチと有酸素運動などで身体をほぐします
②キルトレーニング、最大重量測定(重量を扱う)20分程度
>その日のWOD(Workout Of the Day・今日のトレーニング)と関連づけたトレーニングを行います
③WOD(Workout Of the Day・今日のトレーニング)15 ~ 20分程度
>WODの動きは、10の基礎身体スキルが高められるよう、日々違う動きと回数で構成、時間で構成します
トレーニング動画|CrossFit公式ページ
CrossFitはなんといってもバリエーションが豊富であり、無制限にトレーニングバリエーションが作り出せることが魅了です。また、「限られた時間内に何回こなせるか」など、トレーニングに競技的要素を取り入れることで競争意識が芽生え、個々のモチベーションも大幅にアップさせることもできます。
個人トレーニングとしてもオススメですが、週1回チームメイトと訪れてみるのもいいかもしれません。