フィットネスとウェルネス分野のテクノロジーおよびソリューションで世界をリードするテクノジム (TGYM)は、IBM (NYSE:IBM) との新たな取り組みについて発表した。
テクノジム社の提供するMywellnessクラウド・プラットフォーム上にIBMの「Watson Artificial Intelligence」を導入し、健康とウェルネスに向けた次世代コグニティブコーチング・プラットフォームを構築。コグニティブコーチは自然言語を用いてユーザーと交流する「人間的」バーチャルコーチであり、健康的な暮らしのさらなる充実を目標に、各ユーザー目標や様々な状況(天候、検討課題、健康状態、食生活など)を考慮した個別研修プログラムを提供する。
IBM Watsonが誇るコグニティブ・コンピューティング技術およびIoTテクノロジーとの融合により、 テクノジムはMyWellnessプラットフォーム(フィットネスユーザーによる全面的なカスタマイズ可能なプログラム。フィットネス機器およびモバイル機器からのアクセスによりフィットネスデータを収集するクラウドベースのエコシステム)のさらなる強化を推進する。トレーニング中のユーザーを指導するコグニティブコーチ機能の提供で、ユーザーとの交流やデータ管理、トレーニング結果の評価などを可能にする新機能が追加される。
ウェルネスおよびフィットネス業界の事業者と個人トレーナーにとっても、コグニティブコーチング・プラットフォームは新たな恩恵となるだろう。ユーザーが旅行中あるいは施設外でトレーニングしているときでも、バーチャルコーチを通じた持続的なアシスト提供が可能となる。
テクノジムはIBMとの協業により、フィットネスおよびウェルネス分野における独自のデジタルオファーを一層強化し、イノベーションや技術的リサーチを今後も引き続き重視していく。テクノジムは1996年、ジムでのトレーニングを管理する初のソフトウェアシステムを発売。2003年にはフィットネス機器に一体化したテレビモニターを初めて導入している。2007年にはオンラインフィットネス機器を発表、2012年には人・機器・フィットネス設備を連携し、健康に関するサービスへのアクセス方法を飛躍的に改善した業界初のクラウド技術導入を初めて実現している。
創設者であり現CEOである Nerio Alessandri(ネリオ・アレッサンドリ)は次のように述べる。
「私たちが目指しているのは、いつでも利用できる機器やサービスに加え、インタラクティブなコンテンツを通じた個別にカスタマイズ可能なトレーニングの提供です。またユーザーのモチベーションとニーズを真に理解することで、より優れた成果を実現することです。IBMとのコラボレーションは、ユーザーを第一に考えてカスタマイズされた、魅力的なトレーニング構築を目指す当社の姿勢を反映しています」
1983年創業のテクノジムは、ウェルネス&フィットネス業界における技術力とデザイン性を駆使した製品およびサービスを提供する世界トップクラスの企業。デジタルクラウド・ベースのプラットフォームと並び、あらゆる種類のカーディオ、トレーニング器具、ファンクショナル器具を取り揃えており、屋内では機器を屋外ではモバイルを活用して、どこでも個人的なウェルネス体験を楽しむことができる。ヨーロッパ、アメリカ、アジア、中東、オーストラリア、南アメリカに従業員2,000人と14の支店を配し、製品の90%は100ヶ国以上に輸出されており、全世界の6万5,000以上のウェルネスセンターと20万以上の世帯でテクノジム 製品が使われている。また、2000年のシドニー、2004年アテネ、2006年トリノ、2008年北京、2012年ロンドン、そして2016年のリオと、過去6回のオリンピック大会においてはオフィシャルサプライヤーを務めた。
テクノジムに関する詳細については、以下をご覧いただきたい。
www.technogym.com
テクノジムはウェルネスと健康に関する新しいアクセス方法を常に検討し続けてきた。テクノジム Ecosystemはフィットネス機器に接続されている最も容易かつ包括的なプラットフォームであり、業界初のクラウドコンピューティング・プラットフォーム。アプリやウェアラブルデバイスは、人々が自身のライフスタイルを時間や場所にとらわれずシームレスにコントロールすることを可能にし、健康管理に関する斬新なアプローチを紹介している。
テクノジム Ecosystemは、画期的な個人体験となる「Wellness on the Go」(いつでも、どこでも、ウェルネスを)を提供する、最新のテクノロジーを駆使した最先端のプラットフォーム。人々は、世界中のどこからでもそしていつでも、テクノジム機器での各自のトレーニングプログラム、トレーニングデータ、ウェブブックマーク、アプリ、コンテンツにアクセスすることができる。
自分に本当に合った体験を得るため、休日あるいは運動するときは常にテクノジム Ecosystemを利用する。ジムでは館内の設備から、屋外ではモバイル機器経由でテクノジムアプリを活用し、自宅ではパソコンまたはテクノジムホーム用マシンから自身のワークアウトを管理することができる。