FITNESS BUSINESS

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リニューアル事例からみた 各社のリニューアル ポイント

2016.07.20 水 トレンドサービス

フィットネスクラブがリニューアルを行う際に重要なことはなんだろうか。 取材を通して見えたポイントを3つにまとめてみた。

【リニューアル事例 取材店舗】

リニューアル事例Ⅰ: 朝日スポーツクラブ BIG-S 竹の塚

リニューアル事例Ⅱ: セントラルスポーツ

リニューアル事例Ⅲ: ハクヨプロデュースシステム

ポジションニングの明確化  ブランドの強化

リニューアルにおいて大切なことは、それを行うことによって獲得したいターゲット、マーケットにおけるポジショニングを明確にすること。ハクヨプロデュースシステムは、地域における自社の施設それぞれの役割やターゲットを明確にしている。朝日スポーツクラブ BIG-S竹の塚(以下、ビッグエス竹の塚)は、ホットヨガ(有料会員)で若年女性の獲得を図る一方で、同スタジオで会員さま向けにホットストレッチのレッスンを行い元々会員さまに多い中高年〜高齢者の満足度向上にもつなげている。また、導入を検討していたボルダリング設備は、近隣に大規模な施設があることから導入を見送った。セントラルスポーツも、例えば近隣のヨガスタジオが好集客を実現している場合、同スタジオに通う層が自クラブに通う層と異なると判断した場合にのみホットヨガスタジオを導入するという。

s_p70-71_4ハクヨプロデュースシステム「ホットヨガスタジオ/ILEX FIT」

これらの前提として必要なのが、競合クラブの進出、商圏人口の変化、そして自クラブの会員さまの高齢化やニーズの高度化などだ。現状を見るだけではなく、3年後、5年後を予見することも必要だろう。マーケットの競争環境が激化しても、競合と差別化し、ブランドを強化することで、価格競争からも逃れることができる。

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