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脳活性化メソッド「シナプソロジー」の効果発表 精神医学専門誌「Psychiatry and Clinical Neurosciences」に掲載

2018.12.03 月 スポーツクラブ情報 ヘルスケア/ウェルネス

脳活性化メソッド「シナプソロジー」の効果について
~健常中高年者への効果を確認~

株式会社ルネサンスは、同社が開発した脳活性化メソッド「シナプソロジー®」の実践において、健常中高年者の実行機能※(注意切り替え機能)が、より短期間(数ヶ月間)でも向上する可能性が示唆されたことを発表した。

本結果は、第 36 回日本認知症学会学術集会で、国立大学法人筑波大学 医学医療系 精神医学根本 清貴准教授のグループにより発表され、また、本研究報告は精神医学専門誌「Psychiatry and
Clinical Neurosciences」に掲載。
今回の結果は、シナプソロジーの実践で、課題を発見し、それに対する解決策を導き出す能力を向上できる可能性を示している。課題に素早く気づき、対応できる能力は、ビジネス等でますます求められる能力とされており、同社は企業向けのシナプソロジーを活用した商品の展開を加速する方針だ。※実行機能は、複雑な課題の遂行に際して課題ルールの維持や切り替え、情報の更新などを行う認知制御機能であり、認知症では低下することが知られている。

研究目的

実行機能に焦点をあてたトレーニングを行うことで、健常中高年者の実行機能がどのように変化するかを検討。

効果検証方法

(1)導入方法

週1回(1回 60 分)の頻度で3ヶ月間(全 12 回)「シナプソロジー」の実行機能に焦点をあてたエクササイズを実践

(2)対象者

健常中高年者 50~60 歳代 52 名
(開始時平均年齢 62.5 歳、男性9名,女性 43 名)

(3)評価方法
≪Wisconsin カード分類課題(WCST)≫
被験者は「色」「形」「数」の3種類のどれかが一致するカードを選び回答します。合っていればそのルールに基づいて回答を続ければ正答となるが、途中でル
ールが変更されるため、また新たなルールを見つけ出し対応することが必要になる。
前回正解したルールへの固執(Milner 型エラー)、直前に誤答したルールへの固執(Nelson 型エラー)、連続正答したルール数(達成カテゴリー数)を測定し、
介入前後の変化を対応のある t 検定により統計解析。

結論

「シナプソロジー」(特に実行機能に焦点をあてたエクササイズ)を実践することで、健常中高年者の実行機能のうち注意切り替え機能が、より短期間(数ヶ月間)の介入によっても向上する可能性があることが示唆された。
本研究の結果は、脳機能改善の仕組みを解明することに寄与するものと考えられる。

<評価結果>
介入前後で WCST の Milner 型・Nelson 型エラーの減少(改善)で有意差 (P< 0.01 )が認めらた。

達成カテゴリー数は微増しましたが有意差は認められませんでした。このことは、テストに慣れたことで2回目の検査結果がよくなったということではないことを意味し、Milner 型、Nelson 型の保続性エラーが減った(改善した)ことが意味のあことを示唆するとした。

情報提供元:https://www.s-renaissance.co.jp/news/detail/?y=&p=1&did=1046

「シナプソロジー」ホームページ: http://synapsology.com

※シナプソロジー、シナプソロジーロゴ、SYNAPSOLOGY は、株式会社ルネサンスの登録商標です。