業界データディレクトリ

フィットネス業界のデータと経営ノウハウ

  • 日本の繁盛クラブの変化対応
                                      
市場、経営環境の変化 クラブ側の変化
繁盛クラブ 不振クラブ
財務、資金調達
初期投資関連
・金融機関の貸し渋りと貸しはがし
・低金利
・デフレ化
・所有から利用へ
・テナント需要の低下
・不動産証券化
・持たざる経営
・キャッシュフロー経営
・選択と集中
・コアコンピタンスの強化
・原点回帰・本業特化
・ナンバーワン化・オンリーワン化
・株式公開、または有利な条件での資金調達
・精緻なマーケットリサーチ力
・好立地への出店
・ドミナント出店
・ローコスト出店
・ローコスト建築
・適切なスペース配分と導線を備えた施設
・温浴施設の充実
・リラクセーションエリアの設置
・経営肩代りによる出店
・タイムリーなリニューアル
・新業態の開発
・赤字店の見直し(業態転換・テコ入れ・撤退)
・有利子負債の削減
・減損会計

・低迷
・肩代わり(継承)
・閉鎖、撤退
経常収入関連 ・安・近・短・楽
・家庭・自然への回帰
・疾病(生活習慣病)率の増加
・健保財政の悪化
・医療費の自己負担増
・生活者の「ベーシック(ライフスタイル)選好
・生活者の「値打ち」選好
・生活者の「時間」選好
・所得の伸び鈍化
・消費倹約化
・消費の二極化
・時短化
・ハッピーマンデー効果
・余暇時間の増大
・サマータイム制導入の動き
・健康ブーム
・“不健康意識”の高まり
・自分(自己)主張化
・低能化―知力・体力
・ケータイ・アイジン
・中高年主婦層の余暇参加
・熟年市場の伸長
・少子高齢化
・入会金の二重価格に対する公取委の調査
・公共フィットネス施設の民業圧迫
・失業率の上昇
・エブリディコンビニエンス化
・専門(店)化
・明確なポリシーの全社浸透
・適切な目標設定
・時間帯別会員種別設置
・営業時間の延長(朝・夜・深夜)
・月会費の引き下げ(適正化)
・非コアサービスのオプション化
・年一括会費納入者の獲得
・月中入会可能のアピール
・セールス・プロモーションの強化
・スイミングスクールのクラブ化
・入会金の引き下げ、または廃止
・登録手数料、事務手続き手数料等の新設または引き上げ
・決済機能付自社カードの導入
・利用インセンティブプログラムの導入
・初期定着策の導入
・顧客囲い込み〜LTV向上策の実行
・担当制の導入
・プログラムの”短””多””単”化
・企業間提携による利用施設増
・クレンリネスの徹底
・わかりやすく、安全で、明るいハードとソフトの整備
・高齢者対応の施設
・駐車場の有料化
・経営者の変化対応能力の欠如
・子供向けスイミングスクールの低調
・高額クラブの低迷、肩代わり、閉鎖、撤退
・バブル期とまったく変わらない会員種類・料金設定
・入会者の減少と退会者の増加
経常支出関連 ・高いインフラコスト
・女性の社会進出
・新卒就職率の悪化
・流通経路の短絡化
・シェアードサービス化
・アウトソーシング

・各種社内ルールの整備
・コスト構造の適正化
・不要な品質(追求)のカット
・家賃の値下げ交渉
・勤務シフトの見直し
・成果主義人事(制度)の導入
・人件費の変動費(パートタイム)化〜戦力化
・スタッフ1人あたりの生産性の向上
・水道光熱費の削減策
・サービスのハード化、システム化
・ライフタイムコストを考慮した建築・内装、備品選定
・メンテナンスコストの削減
・機械化、システム化、ビジュアル化
・高家賃、高金利負担
利益関連 ・収益力の低下 ・客単価の下落をカバーする会員数の獲得
・プロフィットセンターの強化
・付帯収入の増加策――特に機能性飲食料品の販売強化
 
その他 ・環境・衛生・安全
・IT活用
・ナレッジマネジメント
・知的財産権
・サービスとコンテンツの活用
・雇用(人材)の流動化
・グローバリゼーション
・外資参入
・コーペティション(競争企業同士の協調)
・異業種企業とのアライアンス(提携)
・M&A・TOB・MBO・MBI
・PFI(民活導入による公共施設等の整備)
・混雑緩和