FITNESS BUSINESS

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多くのゴルファーを育てる総合施設をつくりたい

2014.06.25 水 TR-キャリアビジョン
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【Profile】
菅原賢さん
1975年岩手県生まれ。東京法科学院スポーツビジネス学科卒業後、総合フィットネスクラブに就職。2年ほど勤めた後、スカッシュ選手として約5年間活動する。その後、パーソナルトレーナーとして活動するうちプロゴルファーの専属トレーナーとしてツアーに帯同。2007年株式会社ADONを設立し、トータルゴルフフィットネスをオープン。

トレーナーとして活動 プロゴルファーとの出会い

小学校から高校まで野球を続けていた菅原賢さんは、その間、何度も怪我に悩まされていた。そのようなときに尊敬できるトレーナーに出会ったことで、自身もトレーナーとしてスポーツに携わる仕事をしたいと考えるようになっていた。その目標を叶えるため、体育系専門学校に入学。スポーツビジネスについて学んだ。卒業後は総合フィットネスクラブに入社し、目標通りインストラクターとして働いた。

そこで、スカッシュと出合い、その楽しさに目覚めた菅原さんは、プロ選手を目指すようになる。その後プロ選手となり国内外で活動するが、生計を立てることは難しい。自身がパーソナルトレーニングを受けるうちに、再びパーソナルトレーナーの道を目指すことを考え始めた。5年間ほどでプロを引退し、パーソナルトレーナーと運動療法士の資格を取得。パーソナルトレーナーとして活動するようになった。2002年、プロゴルファー今野康晴選手との出会いが、その後の菅原さんの人生に大きな影響を与えることになる。

ゴルファーのためのトータル施設をつくる

プロゴルファーの専属トレーナーとなったものの、実はそれまでゴルフはまったくの未経験者だった菅原さん。ゴルフが強くなるために必要なトレーニングを知るために、一流選手のトレーニングを見ることにした。「ちょうど来日していたタイガー・ウッズ選手に直談判して、トレーニングを見せてもらいました。当時、日本ではプロゴルファーがトレーニングを行うことはそれほど重視されていませんでした。しかし、タイガー・ウッズ選手は毎日トレーニングしていて、それがゴルフの成績にも影響していることは明白でした。 彼以外にも世界で活躍している一流選手を見ましたが、皆トレーニングを行っています。まずは『ゴルフが強くなるためにトレーニングが必要』と、意識を変えることから始めました」

プロゴルファーのパーソナルトレーナーを務めるうち、ゴルフトレーニングの情報がないことをひしひしと感じるようになる。プロゴルファーに限らず、ゴルフの上達を望んだり、 腰痛や肩痛に悩まされたりと、トレーニングを必要とするゴルファーは多い。そこで、正しい情報を伝える場がほしいと考え、2007年、東京都新宿区にトータルゴルフフィットネスをオープンした。

菅原さんと同様の志をもつトレーナー6人とともにオープンした同施設。「身体づくり」「スイングづくり」「身体のケア」をゴルフ上達への3つの柱として、生涯スポーツとして ゴルフができるようにトータルにサポートしている。130坪ほどの施設にはトレーニングに必要なウエイトマシンやキネシス、カーディオマシンと、ゴルフレンジ、シミュレーションゴルフ、鍼灸整骨院がある。

オープン当初からそれぞれのトレーナーにお客さまがついていたため、オープン直後から順調に集客できた。同施設は、富裕層をターゲットとし、客単価は高めに設定している。これに伴い、大々的なプロモーションは行わず、オープン時から現在まで入会者のほとんどが紹介によるものとなっている。「それほど広い施設ではないため、 混雑するとお客さま満足度を保てなくなってしまいますから、広告費をかけて集客するということは考えていません。お客さまのゴルフ技術が上達すれば自然と紹介入会は増えていきますから、成果を出すことを一番に考えています」

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