株式会社ブイ・トピア（以下、ブイ・トピア）は2017年5月6日、愛知県小牧市にフィットネスクラブハーブ（以下、ハーブ）をオープンした。同店は最新の設備と多彩なプログラム、スパ施設も兼ね備える、大人のためのワンランク上のフィットネスクラブである。

 

グループレッスン以外の時間帯もスペースを有効活用

 

入り口のドアを抜けると、アロマ（ハーブ）の香りが漂い、フロントは高級ホテルを思わせる。ハーブが目指すのは、最新の機器やプログラムとともに、高級ホテル並みのホスピタリティを提供する施設。すべてのアイテムに最高品質を求めている。ハーブは「Healing（ 癒し）」「Health（健康）」「Heart（心）」の3つをキーワードに、「いごこちのよい空間でココロもカラダも健康に」とのコンセプトから、経験者はもちろん、初心者も安心してフィットネスライフを楽しめるよう配慮している。

重厚な雰囲気の1階と異なり、2階のフィットネスフロアは木目調のカフェスタイル。明るく開放された窓、3.9ｍの高い天井のゆとりある空間に、白・緑・茶系統のカラーリングが若々しく躍動的だ。そのなかでも一際目立つのは、フロア中央のファンクショナルトレーニングエリアに設置された「Queenax™（クイナックス）」である。ジム内設置型の10人用（1台）としては日本初導入であり、大人数でのグループエクササイズやサーキットトレーニングなど、楽しみながら「動きやすい身体」をつくることができる。グループレッスンの時間帯以外は、パーソナルトレーニングに活用することも可能だ。

 

フロア中央のファンクショナルトレーニングエリアに設置されたQueenax（クイナックス）

 

 

「ハーブでは会員募集の中心ターゲットを30～40代のミドル層の女性に設定しています。この層のお客さまに魅力を感じていただくためには、施設の高級感だけでなく、マシンやプログラムも最先端のものを提供していく必要があります。とりわけ、2階ジムスペースでのグループエクササイズは参加者の退会抑止効果も高いため、ファンクショナルトレーニングエリアへどの製品を導入するか、最後まで悩みました。Queenaxは中央部分に空間があることで、グループエクササイズに使用していないときはスペースを有効活用できることがとても魅力的で、製品自体の外観もシルバーとブラックを基調としたクールなイメージのため、高級感を打ち出していきたい当クラブにとって非常にマッチする製品だと感じました」（佐藤氏）

 

 

インタビューに回答する佐藤氏（写真左）

 

オープン後の2ヵ月間はアメアスポーツが提供するスーパーファンクショナルトレーニングプログラムを初級・中級・上級とレベルを分けて展開。はじめてグループエクササイズに参加される方でも、気軽に参加しやすい環境を意識的に創りだしてきた。７月以降は、ウエスト周りや二の腕などより引き締めたい部位やパーツに特化したプログラムを提供し、顧客のさらなるニーズに応えていく。

 

より効果を実感してもらうための目的別トレーニングプログラムを提供

 

導入にあたりオープン前には、すでに同県で導入実績のある店舗での２回の集合研修、店舗への設置完了後には１日研修をスタッフ全員が受講した。事前研修ではアメアスポーツがベーシックプログラムとして開発したスーパーファンクショナルプログラムのほか、Queenaxに付属される各アイテムの活用方法を学ぶことができる。

「現在提供しているプログラムは、研修で学んだトレーニングをベースとして当社スタッフが作成しており、約20分のレッスンでストレッチ、上肢・下肢、体幹の筋力トレーニングをバランス良く組み合わせて提供しています。目新しさもあってか、オープン当初は毎クラス予約待ちとなるなど、多くの会員さまにご参加いただいております。今後は『姿勢改善』『お腹引き締め』など目的別のプログラム提供することで、参加者の方々によりトレーニング効果を感じていただけるようにしていきたいと思います」（佐藤氏）

すでに欧州を中心に55ヶ国に普及しているQueenax。日本でも昨年より総合型クラブを中心に導入が進んでいる。ユニット形式で、スペースに合わせて導入できることもあり、小規模施設が増え続けるフィットネス業界において、その人気はさらに高まっていきそうだ。

 

 

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【企画・構成】
株式会社クラブビジネスジャパン
オンライン事業部フィットネスビジネス編集部：庄子  悟

【インタビュー・協力】
取材協力店舗：株式会社ブイ・トピア
取締役 部長　佐藤　洋一氏