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健康寿命を延ばすためには「適度な運動」7割が回答 厚労省「高齢社会への意識調査」

2016.10.22 土 ヘルスケア/ウェルネス

厚労省は「平成28年版厚生労働白書」の作成に当たり、40歳以上の男女3,000人を対象として、「高齢社会への意識調査」を実施。10月上旬に調査結果を公表した。調査結果では、運動に対する関心の高さが伺える一方で、約半数の回答者が「身近な場所で運動ができる施設の整備」が必要であると回答。

約7割「適度に運動すること」が重要と回答

健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を延ばすために重要なことについては、「適度に運動をすること(61.9%)」「休養や睡眠を十分にとること(58.3%)」「バランスのよい食事や家族・仲間と食事を取るなどの孤食を防ぐこと(51.8%)」が上位を占めた。

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男女別の傾向をみると「適度に運動をすること」を除く回答では、「休養や睡眠を十分にとること」は男性に多く、「バランスのよい食事や家族・仲間と食事を取るなどの孤食を防ぐこと」「家族や友人との交流」「身の回りのことを自分ですること」は女性に多いことが分かる。

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身近な運動できる施設整備のニーズが高い

高齢者の健康づくり・介護予防を促すための施策については、「身近な場所で運動ができる施設の整備」(47.0%)、「健康診断等の受診勧奨と受診後の健康指導」(41.2%)、「効果的な広報」(31.1%)の順に多かった。年齢が高いほど「身近な場所で運動ができる施設の整備」「効果的な広報」「ボランティアなどの社会活動に参加しやすい仕組みづくり」をあげる割合が高い。

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【参考資料】厚生労働省「高齢社会に関する意識調査」