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FiNC、吉野家やリンクアンドモチベーションにウェルネス経営の新制度を導入

2015.05.19 火 ヘルスケア/ウェルネス

18日、株式会社FiNC、日本交通株式会社、株式会社吉野家ホールディングス、株式会社リンクアンドモチベーションは、従業員の心と体の健康を経営の柱の一つに位置づける「ウェルネス経営」と、その推進役となる「最高健康責任者 Chief Wellness Officer(CWO)」制度を導入することを発表した。

20150519_FiNC、吉野家やリンクアンドモチベーションにウェルネス経営の新制度を導入画像①

↑FiNC代表取締役の溝口氏は現代社会においては従業員の健康を最大の経営資源と捉える「ウェルネス経営」が市場競争力を高めると語った。

従業員の心と体の健康を経営の柱の一つに

FiNCはかねてから「ウェルネス経営」を経営理念に掲げ、個人と組織の健康状態を測る物差しとして「ウェルネスサーベイ」(※1)を定期的に実施しており、これを踏まえ、従業員一人ひとりに合った改善メニューをスマートフォンのアプリ上で提供し、正しい食生活の知識や、運動を習慣化するなどの行動変容を実現している。
(※1)ウェルネスサーベイは、生活習慣、食習慣に関する調査です

吉野家ホールディングスは、従業員が心身ともに健康であることが非常に重要であるとの考えを語った上で、吉野家ホールディングスにCWOを設置し、従業員の健康状態をこれまで以上にきめ細かく把握していくなど、グループ全体での取り組みを行っていくとし、今後は「ウェルネス経営」を標榜し、国内の吉野家を皮切りに、従業員に留まらず、お客様の心と身体を健康にするための生活習慣改善サポートも積極的に進めていく。
また、リンクアンドモチベーションは、従業員のモチベーションこそが企業の競争優位を創り出すという考えのもと、「競争優位=モチベーション=体と心の健康」と捉え、世の中のロールモデル企業となるべく実践していくと語り、行動指針として「健康管理」を掲げ、その推進を専門に行う部署である「ウェルネスマネジメントユニット」においてCWOの指示のもと、取り組みを推進していく。※尚、同社は経済産業省と東京証券取引所が共同実施している「健康経営銘柄」にも選定されている

CWO制度の導入に伴い、今後は「欠勤率・休職率・離職率等を減らす」といった対処療法的な施策ではなく、いかに早く根本的な原因を特定して状況の悪化を防ぎ、優秀な人財に投資できる仕組みを構築できるかが、企業の競争力を強化すると重要な要素となる。

4社はウェルネス経営とその推進役となるCWO制度の導入により、従業員の健康を強く意識した経営スタイルへと変革する「ウェルネス経営宣言」をし、ウェルネス経営が世界の企業経営における常識になるよう共に力を合わせ推進していくとした。