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【ジム系プログラム&ツール】テクノジム-高効率のファンクショナルトレーニングを提供できる、スキルミル、キネシス、プライオボックス

2017.02.07 火 トレンドサービス

【ジム系プログラム&ツール】
この数年、ジムにフリースペースを設置し、スモールグループプログラムを提供するフィットネスクラブが増えている。ジムでのスモールグループプログラムにより、ジムを活性化すると同時にスタジオとの懸け橋となり、会員定着率向上につながっているフィットネスクラブも多い。本特集では、ジムで展開できるプログラムや、そこで使うツールおよびマシンを紹介する。

高効率のファンクショナルトレーニングを提供できる、スキルミル、キネシス、プライオボックス


1人1人の目的とスタイルに合わせてパーソナルサポートを中心にサービスを提供している「THE BODY RIDE」。同ジムのサテライトスペースには、テクノジムのスキルミル、キネシス、プライオボックスが置かれている。

【今回お話しを伺った方】
株式会社THE BODY RIDE 取締役 三井トーマス氏
テクノジム ジャパン株式会社 マーケティンググループ 北原真理氏

最新のマシンを導入したスタイリッシュなマイクロジム


THE BODY RIDEは2016年7月にオープンした六本木にパーソナルトレーニングジムである。同ジムには、テクノジムのウエイトマシン、カーディオマシン、フリーウェイトをはじめ、イカロス、TRXサスペンション、バトルロープなど最新のマシンを導入している。

同ジムから徒歩1分ほどの場所に、同年12月にサテライトスペースをオープン。最大9名までのスモールグループトレーニングをメインに提供しており、スキルミル、キネシス、プライオボックス、ケトルベルを導入している。

s_IMG_0187自身がパーソナルトレーナーも務める三井氏


同社取締役でパーソナルトレーナーの三井氏は、「スタイリッシュなジムをつくりたいと思っていて、イメージに合っていたのでテクノジムのマシンを選びました」と言う。同氏は以前ほかのパーソナルトレーニングジムで働いており、フリーウェイトのみでパーソナルトレーニングを提供することに限界を感じていたという。

バランスよく、継続可能なトレーニングを提供したいと、THE BODY RIDEをオープンした。しかし、同ジムは1セッション12,000〜16,000円と高価格で、通えるお客さまが限られている。より幅広い層、とりわけF1層が楽しんで続けられるジムを考えてつくったのがサテライトスペースである。

スキルミル、キネシス、プライオボックスを使い、グループレッスンを提供 


サテライトスペースには、プロテインドリンクなどを提供するバーラウンジと約50坪のジム、シャワーブースがある。料金は入会金が男性3万円、女性1万円で、12,000円/4回、21,000円/8回のチケット制にしている。定員9名、40分間のプログラムを提供しており、レッスン中は音楽に合わせてLED照明が変化し、クラブのような空間でトレーニングを行う。

「ヨーロッパにはスキルミルをメインにしているジムがありますが、日本にはまだありません。昨年のSPORTECで展示されているのを見て、スキルミルを中心に、効果的にファンクショナルトレーニングを提供できるアイテムをそろえました。若い女性をメインターゲットと考えており、効率よく運動できると同時に、楽しんでできる空間をつくるために音響と照明にこだわりました」(三井氏)

同ジムでは、スキルミル、キネシス、プライオボックスを使ったサーキットトレーニングプログラムを提供している。メインのトレーナーのほかに、サブトレーナーが付き、フォームや動作などを細かくチェックしている。現在、想定通り20〜30代の女性が多く通っている。これは、トレーニングはハードでありながら、音響と照明により楽しくできること、友人同士で通えることなどが奏功していると考えられる。

高効率なスモールグループレッスンで 新たな価値をお客さまに提供する 


短時間で効率よく脂肪を燃焼させ、疲労しにくい身体にすることができるHIITやLMTは、近年マイクロジムを中心に採り入れられている。スキルミルは、HIITやLMTなどを交えたスモールグループエクササイズを効果的、効率的に行えるマシンとして開発された。

自走式にこだわり、スピード、アジリティ、スタミナ、パワーの4つのエクササイズに対応していることが特徴だ。負荷レベルを10段階で調節でき、下肢に特化したトレーニングもできる。トレッドミルではとることのできないポジションで下肢に効果的に負荷をかけることができ、心拍数や消費カロリーなどのデータをスマホなどでチェックすることもできる。

「スキルミルは総合クラブに導入する場合も、スモールグループレッスンを行うことが有効だと思います。1人でトレーニングをしていると数分走るだけでもハードですが、トレーナーが付き、仲間が一緒にいて、音楽がかかっているなかだと、がんばれると思うのです。キネシスやプライオボックス、オムニアなどほかのツールと組み合わ せてサーキット形式のプログラムを提供すれば、確実に効果を出すことができます。普段は使わない、脚の裏側の筋肉を使うので初心者にこそ使っていただきたいマシンです」(北原真理氏)

数年前から採り入れられたファンクショナルトレーニングが浸透し、効果が出るハードなトレーニングが流行り始めている。スキルミルをはじめとした効率的に効果を出すことができるトレーニングマシンやツールを導入し、スモールグループレッスンを提供することで、お客さまに新たな価値を感じていただけるのではないだろうか。

【取材】
フィットネスビジネス編集部:剣持 真由

【企画・構成】
株式会社クラブビジネスジャパン
オンライン事業部フィットネスビジネス編集部:庄子 悟