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Curves サーキットトレーニングの習慣化で 2 型糖尿病発症率が最大で約40%低下

2019.01.22 火 スポーツクラブ情報 ヘルスケア/ウェルネス

女性だけの30 分健康体操教室「カーブス」を展開する株式会社カーブスジャパンは、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所と共同で、カーブスのサーキットトレーニングが女性の健康に与える効果について科学的な検証を実施した。

その結果、日本人中高齢女性において、有酸素運動と筋トレを行う頻度が高いほど、2 型糖尿病※1 の発症率が低くなることが分かったことを発表した。

調査の背景

WHO の発表によると、糖尿病患者は2014 年には4 億2,200 万人に達し、1980 年の約4 倍となった。これは、主に2 型糖尿病の患者の増加によるものだ。
先行研究において、週1 回でも有酸素運動に加えて筋トレを実施する群ではそうでない群に比べ、2 型糖尿病予防に有効であることは立証されています。しかし、実施頻度との関係および有酸素運動と筋トレを
同時に行うサーキットトレーニングに関する研究はいまだ実施されていなかった。

そこで、サーキットトレーニングの実施頻度と発症率の関係を検証することを目的に調査を行ったという。

研究概要

◆調査期間:2005 年~2010 年に参加者を登録し、2014 年まで追跡調査(平均追跡期間:5 年)

対 象:20 歳以上の女性 10,680 名(平均年齢 57.8 歳)
参加条件:
1)2005 年 7 月 4 日から 2010 年 7 月 31 日までにカーブスのサーキットトレーニングを行ったこと
2)調査登録時点で糖尿病または甲状腺疾患の既往歴がないこと

◆抽出方法:東京近郊 102 施設のカーブス会員から抽出

◆調査方法:登録後 5 か月間※2 のサーキットトレーニングの頻度により研究参加者を4つの群(Q1~Q4)に
分け、糖尿病の発症有無について追跡調査を実施。調査は自己記入式アンケートにより行う

◆サーキットトレーニング内容:
有酸素運動と筋力トレーニングを 30 秒間隔で 24 分間繰り返し、6 分間のストレッチを行う

■研究結果

結 果:トレーニング頻度が高いほど糖尿病発症率が低くなった。(図 1)

結 論:日本人中高齢女性において、サーキットトレーニングを行う頻度が高いほど 2 型糖尿病の予防効果が高いことが分かった。サーキットトレーニングは有効な一次予防手段である可能性が高いといえる。

参照元:http://www.curves.co.jp/p20190109.pdf