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14April,2015 www.fitnessjob.jp高橋亜紀さん Aki Takahas1976年2月28日生まれ。P.A style代表。神奈川県体力づくり体操連盟理事。地域での高齢者指導をはじめ、スポーツクラブにてピラティス・ダンス系プログラムのレッスン、パーソナルトレーナーとして活動中。養成業務やレッスンを通してしなやかな心とカラダ作りを提案。シナプソロジーアドバンス教育トレーナー、JCCA ひめトレ教育トレーナー、ポールスターピラティスインストラクター、リトモスオフィシャルトレーナー、ポルドブラインストラクター。高橋亜紀さん(39歳)P.A style代表神奈川県体力づくり体操連盟理事最優秀賞縁が縁をよび、つながりが広がる 2014年は「縁が縁をよび、多分野の多くの人とつながることができた」と振り返る高橋亜紀さん。高橋さんは地元鎌倉の健康体操教室から指導者としてのキャリアをスタートさせ、その後株式会社ルネサンスのパートナースタッフ、契約インストラクターを経て、現在は教育トレーナーとして活躍している。その傍ら、フリーインストラクターとして指導の幅を広げようと、これまでにリトモスやポルドブラ、ピラティス、パーソナルトレーナー、ひめトレ教育トレーナーとしての資格や経験も積み、フィットネスクラブの仕事と、クラブ以外の仕事を上手くバランスさせながら、活躍の場を広げてきている。特に教育トレーナーになったことをきっかけに、出会う人や関わる世界がぐんと広がったと話す。いくつかの理由がある。まず仕事に打ち込む理由は、母の影響が大きいと話す。 「私の母は、地元の鎌倉を中心に神奈川県生涯スポーツリーダーとして活動していて、今も現役です。指導歴は35年になります。これまで幾度となく『この仕事は自分だけでなく周りの人も健康にする、素晴らしい仕事よ』と言われ続けてきているので、この仕事の価値が私の身体にも沁みついているんだと思います。指導に携わるようになったのも、母のアシスタントの仕事がきっかけ。その後、民間クラブの仕事を始めることになったのも、母が切り抜いてとっておいてくれたルネサンスの求人広告がきっかけなんです」 地域の運動指導経験を持っていた高橋さんは、その後フィットネスクラブでの指導でもトントン拍子で実績を上げ、仕事の場を広げていくことになる。母から言われてきた「運動指導者の仕事」が、「自分の仕事」として向き合えるようになってきた矢先に、その気持 「特にシナプソロジーの養成講座では、様々な業種業界の方が受講に来てくださいます。介護関係や教育関係の方、子ども向け英語教室や塾の先生、チームビルディングやメンタルトレーニングの研究や講師をしている方々など、これまで自分が関わりのなかった方々とも数多く知り合うことができました。違う分野の方とつながることで、化学反応のように、意外な分野との繋がりも生まれました。例えば、音楽家の方とのトークイベント『音楽のちからとシナプソロジー』。“音楽は介護を救う”というコンセプトで活動されているフルーティストの、みつとみ俊郎さんとのコラボだったのですが、これまで運動にはなじみのなかった方々にも、シナプソロジーが紹介できたり、それをきっかけに、ひめトレやピラティスをはじめ、様々な運動の効果や楽しさを伝える機会に恵まれるようになりました」「命」と「笑顔」の大切さ 縁を大切にするうちに、仕事の幅が広がる一方で、「地域の仕事は原点」と、鎌倉で自身が12年前に立ち上げたエアロビクスのサークルと、9年前にスタートした高齢者のサークルは何より大切にしている仕事。プライベートでは、6年生の女の子と2年生の男の子のママ。フィットネスクラブでの指導や教育トレーナーの仕事が増える中、地域の仕事と、育児、家事に至るまで、全力で関わるスーパーママインストラクターだ。 日中は車がオフィス兼自宅になる。地域の運動指導ではラジカセもエクササイズツールも自前。車に仕事道具を常備しながら、移動時間に車で食事。夕食の買い物や、子どもたちの送り迎えの合間を縫って、車で睡眠補給も。まさに、1分1秒も無駄にしない日々を送る。 高橋さんがそこまで頑張れるのには子どもを出産後、地域の健康体操指導からキャリアをスタートさせた高橋亜紀さん。アルバイトからフリーに、教育トレーナーへと活動の幅を広げ、そこで出会う人との縁で、フィットネスクラブを超えた新たな場での活動にも繋げている。自身と家族の闘病経験も、活動の原動力になっている。Instructorインストラクター部門インストラクター部門

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