NEXT91
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SpecialReportNEXT編集部の先取りトレンド!ある。これまでは音楽を使用しての指導が主流であったが、新制度では音楽を使用しない指導の知識・スキルにも対応して、それらを筆記、実技の試験を通して高められるようにした。 二つ目は、グループ(集団)に対応した指導力の向上を改めて見直したことである。日本のフィットネスシーンにもパーソナル指導「グループ指導ができるようになりたいけれど、ADIは敷居が高い」と感じていた人に朗報!JAFAのグループエクササイズ指導員の認定コースに6つの専門分野と「ベーシック」コースが新設され、指導環境に合わせて無駄なくムリなくステップアップが可能になった。フィットネスはもちろん、医療機関、介護施設、教育現場にもぴったりなグループ指導が学べるようになる。同改定を指揮した一人である公益社団法人日本フィットネス協会(JAFA)の業務執行理事、深代泰子さんに話を訊いた。JAFA認定制度リニューアルの3つのポイント これまでJAFAでは、エアロビックダンスにかかわる資格として、ADD(ディレクター)、ADE(JAFA講師、試験官)、ADI(指導者)を、またアクアエクササイズにかかわる資格としてAQS(スペシャリスト)、AQE(JAFA講師、試験官)・AQD(ディレクター)、AQI・AQWI・AQBI(いずれも指導者)を設け、定期的に試験を実施して指導者育成に努めてきていた。このうちの指導者資格を新制度では図1のように6つの専門分野に分けて、それぞれにインストラクターレベルとベーシックインストラクターレベルに相当する資格を設けることにした。具体的な試験の内容は、図2のとおりである。 改正のポイントは、大きく次の3点に集約できる。 一つ目は、これまで対象としていた知識・スキルを6つの専門分野に再整理し、それぞれに「インストラクターレベル」と「ベーシックインストラクターレベル」を設け、個人のニーズに合わせて柔軟に選択できるようにしたことでが浸透しているが、日本文化ではグループ活動へのニーズが高く、運動指導を必要としている現場からは質の高いグループ指導が求められている。そうした社会のニーズに応えることを企図した。 三つ目は運動の専門家でなくても、運動指導が実践できるようになる「ベーシック」コースを新設したことである。近年、医療機関日本人ならではの気配りのあるグループ指導が、ステップアップしながら学べる「グループフィットネスインストラクター」認定種目別実技試験項目規定動作の実演エアロビックダンスレジスタンスストレッチングウォーキングアクアウォーキングプールサイドではなく、室内で行うアクアダンス規定動作の指示・指導運動強度を上げる3分間のプログラム作成条件に応じたエクササイズの選択・修正負荷強度の調節条件に応じたエクササイズの選択姿勢やポジションの修正動きのバリエーションアレンジ2分間のリズムウォーキングのプログラム作成指定されたリズムウォーキングプログラムの実演指導運動強度を考慮した3分間のアクアウォーキングプログラム作成条件に応じたレジスタンスエクササイズの選択運動強度を上げる2分30秒のプログラム作成 ベシクインストラクタ (BI)インストラクタ (I)力能演実 ① 判定②指導能力 判定ラグロプ ③ミング能力判定資格認定テスト資格認定テストでは、下記の実技試験のほかに、各種目共通の筆記テスト(2種)と種目別の筆記テストがあります。基礎能力応用力JAFA、幅広い指導現場に向け資格制度をリニューアル!図1図2

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